エルドアン大統領、タタル北キプロス・トルコ共和国首相と会談
レジェプ・ターイプ・エルドアン大統領が北キプロス・トルコ共和国のエルシン・タタル首相の表敬を受けた。

首都アンカラにある大統領府総合施設で行われた会談にはフアト・アオクタイ副大統領も出席した。
またエルドアン大統領は「北キプロス・トルコ共和国水供給プロジェクトパイプライン修繕後給水式」でビデオ会議形式で演説し、
「我々にとって東地中海問題には2つの次元がある。1つはトルコが大陸棚で有する権利が保護されることであり、もう1つはキプロス島周辺にある天然資源に関連したキプロス島トルコ人の権利と利益が保証されることである」と述べた。
エルドアン大統領は、
「最後に開催された欧州連合(EU)首脳会議でキプロス島トルコ人がまたしても無視されたのを目にした。トルコはこの不公平が続くのを容認しない」と話した。
エルドアン大統領は、
「今後開催が予定されている東地中海会議にもキプロス島トルコ人は必ずふさわしい形で代表者として出席すべきである」と述べた。
エルドアン大統領は、北キプロス・トルコ共和国を政治的かつ経済的にグローバルシステムの平等で名誉あるメンバーにするまでトルコは闘いを続けることを決意していると語った。
タタル首相も式典で演説し、10月8日午前にカパル・マラシュ(閉鎖されたマラシュ)のビーチの利用が開始されることを発表した。
タタル首相は、
「マラシュ問題はあらゆる政治的競争や論争以上の国家の大義であると見ている」と述べた。
エルドアン大統領も、トルコはマラシュが完全に利用可能になることを望んでおり、これに関して北キプロス・トルコ共和国当局にあらゆる支援を行う用意があると明かした。
エルドアン大統領は、
「マラシュが北キプロス・トルコ共和国の領土であることは事実である。マラシュの海岸線を国民が利用できるようにする決定を最後まで支持する」と述べた。
エルドアン大統領は演説を次のように続けた。
「(マラシュには)私有財産が全くないことにより被害が発生することがないことから相手側の異議はすでに無効である」
(2020年10月6日)
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