トルコ外務省、イスラエル・アラブ首長国連邦の国交正常化に抗議

トルコが、アラブ首長国連邦(UAE)がイスラエルと結んだ合意に抗議した。

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トルコ外務省、イスラエル・アラブ首長国連邦の国交正常化に抗議

トルコ外務省が発表した書面の声明で、アメリカ、イスラエル、アラブ首長国連邦が発表し、イスラエルとアラブ首長国連邦が全面的に国交正常化することを定める共同声明に関し、パレスチナ住民と政府が示した厳しい反発は正当であるということが強調された。

声明で、2002年にサウジアラビア主導のアラブ連盟が起案し、イスラム協力機構も支持したアラブ和平計画が、アラブ首長国連邦によって一方的に撤廃されかけていることは極めて遺憾であると述べられた。

この3か国の共同声明がパレスチナ問題の解決を支えるものであると示されることは全く信頼できるものではないと述べられた声明で、

「そもそも死んだ状態で生まれ、有効性のないアメリカの計画をめぐって秘密の打算をしようとしているアラブ首長国連邦は、こうすることでパレスチナの意思をも無視している。アラブ首長国連邦のリーダーシップが、パレスチナ住民と政府の承認を受けることなくパレスチナを代表してイスラエルと交渉し、パレスチナにとって非常に重要な問題において譲歩を強いる権限は一切ない。自らの些細な利益のためにパレスチナを裏切る一方で、それがまるでパレスチナのために行われた努力であるかのように示そうとしているアラブ首長国連邦のこの偽善的な振る舞いを、歴史も地域住民の良心も忘れることはなく、そして決して許すことはない」と伝えられた。

 

アラブ首長国連邦とイスラエルの国交正常化合意

アメリカのドナルド・トランプ大統領は昨日(8月13日)、イスラエルとアラブ首長国連邦の「完全に国交を正常化すること」で合意したと伝えた。

トランプ大統領は、公式ツイッターのアカウントから、

「今日は大きな飛躍である。我々のすばらしい友人である二国、イスラエルとアラブ首長国連邦の歴史的な和平合意だ」と述べた。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相も、ソーシャルメディアのアカウントから、トランプ大統領のシェアを引用し「今日は歴史的な日だ」とコメントした。

アラブ首長国連邦の国営通信WAMのニュースでは、イスラエルとアラブ首長国連邦が、国交樹立に向けて「共通のロードマップ」を定めることで合意し、両国の関係者を向こう数週間以内に会談させ、様々な分野で二国の合意を結ぶということが報じられた。

アラブ首長国連邦は、1979年のエジプト、1994年のヨルダンに続いてイスラエルとの国交正常化に合意した3番目のアラブの国となった。

 

(2020年8月14日)



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