カルン大統領府報道官 「トルコは権利を擁護するために東地中海に」

大統領府のイブラヒム・カルン報道官は、トルコは権利を擁護するために東地中海に存在していると明かした。

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カルン大統領府報道官 「トルコは権利を擁護するために東地中海に」

 

カルン報道官は、対外経済関係委員会とブリュッセルに拠点を置くシンクタンク、欧州政策センターによってオンラインで開催された「不透明な時代のトルコの外交政策」と題する催しで演説した。

リビアで積極的に外交が進められていると明かしたカルン報道官は、7月22日にロシアと「信用できる、かつ持続可能な」停戦に焦点を当てるワーキンググループの設立で合意したことを振り返った。

トルコが国際的に認められているリビア国民合意政府(国民統一政府)の要請を受けてリビアにいることを振り返ったカルン報道官は、政変を企てたハリファ・ハフタル将軍が攻撃的な姿勢を続けていることを強調した。

カルン報道官は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領がアグレッシブなリビア政策により欧州で実現できなかったリーダーシップを北アフリカで示そうとしており、フランスがハフタル将軍を支援していることは北大西洋条約機構(NATO)の南部の安全保障も脅かしていると強調した。

エジプト議会がエジプトのアブドルファッターフ・アッ・シーシー大統領に「リビア介入」の権限を付与する法案を可決したことを有害と見なしていると明かしたカルン報道官は、エジプトがリビアに派兵することは危険な軍事的投機になると語った。

トルコとギリシャが似たような歴史と文化を共有するNATO同盟国の隣国同士であることを振り返ったカルン報道官は、両国が東地中海とエーゲ海の領海や大陸棚といった未解決の問題を抱えていることを思い返した。

カルン報道官は、ギリシャ側がエーゲ海や東地中海でマキシマリストの主張を行っていると強調し、

「トルコから2キロメートル離れており、ギリシャ本土からは580キロメートル離れた場所にあるメイス島(カステロリゾ島)の大陸棚をアンタルヤ湾のほぼ半分となる広さ4万平方キロメートルと主張することは容認しがたい。この理論は地理や国際合意に反している。ギリシャのマキシマリストの立場は容認しない」と見解を述べた。

探索船「オルチ・レイス」が東地中海で行っている探索活動に関してカルン報道官は、

「ギリシャは過度の反発を示していると考えている。東地中海で何らかの軍事的または政治的緊張を望まない」と話した。

カルン報道官は、トルコはギリシャと排他的経済水域も含めた領海問題を協議する用意があり、ギリシャ側は過度のマキシマリストの立場をやめる必要があると強調した。

キプロス島ギリシャ側もギリシャのようにふるまっており、欧州連合(EU)加盟をトルコへ圧力をかける目的で交渉の切り札として利用していることを振り返ったカルン報道官は、

「東地中海にある天然資源すべてが公平に分配されることを求める。我々は権利を擁護するためだけに現地にいる。威嚇または制裁の発言は断じて受け入れない」と話した。

 

(2020年7月24日)



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