【平和の泉作戦】 エルドアン大統領、「後戻りはしない」

レジェプ・ターイプ・エルドアン大統領が、シリアのユーフラテス川東部で分離主義テロ組織YPG-PYD/PKKに対し実施されている平和の泉作戦から後戻りすることはないと述べた。

【平和の泉作戦】 エルドアン大統領、「後戻りはしない」

エルドアン大統領は、トルコ大国民議会のムスタファ・シェントプ議長の主催により、イスタンブールのドルマバフチェ宮殿で開催された「第3回テロとの戦いおよび地域的繋がり議会会議」のオープニングセレモニーで演説した。

演説で、トルコはおよそ35年にわたりテロの災厄と戦ってきたと強調したエルドアン大統領は、

「我々は、様々な名前を使って活動しているもののどれも我が国の連帯、結束、平穏、繁栄を狙っているテロ組織の攻撃を受けている。これらのテロ組織の背後に、トルコと直に対面して説明をつけることができない勢力が常におり、今日もいる。トルコ国境外で組織化し、訓練を受け、装備されたテロリストらが、あらゆる好機に我が国民の平穏、我が国家の領土保全を脅かす血みどろの行為を犯してきた」と語った。

テロリストらが押し寄せるのを待つ代わりに、問題をその場で解決することに決めたと述べたエルドアン大統領は、

「そのために、トルコ国境外に潜伏するテロ組織を、見つけたその場で撲滅することを目的とする戦略を立てた。トルコは、近隣諸国その他のすべての国の土地に対する主権と国境を尊重している。ただし、1つ条件がある。その条件とは、そこから我が国を攻撃しないこと、敵対的な活動をしないことだ」と話した。

「我々の戦いはクルド人ではなく、テロ組織との戦いである」と話したエルドアン大統領は、

「クルド人は我々の兄弟だ。我々のこの戦いは、クルド人ではなく、テロ組織との戦いだ。PYD、YPG、DEASH(ISIL)、これらすべてがそれぞれ1つのテロ組織だ。すべての証拠が我々の手中にある」と語った。

テロリストらの迫撃砲により、1歳のシリア人の子どもが死亡したことを振り返ったエルドアン大統領は、

「そのほかにも10人近い人々が死亡した。それより前に何百人もが殺害された。我々はそれをいつまで待つのか?待たないのだ。トルコは911キロメートルに及ぶ国境を接するシリアの政府すら認めていないPYDとYPGに対して踏み出したこの歩みを、決して止めはしない。現在、我々に右からも左からも脅迫が届いている。『この行為を止めろ』と言って。私はアメリカのドナルド・トランプ大統領にも言った。他の者にも言った。『止めるのなら、止めよ』と。だが、君たちは止めなかった。今、我々は自分の問題を自分で解決しているところだ。もはや後戻りはしない」と話した。

 

(2019年10月12日)



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