エルドアン大統領 「高まる差別主義の被害者はムスリムだけではない」

レジェプ・ターイプ・エルドアン大統領が、世界的に高まる差別主義の被害者はムスリムだけではなく、ユダヤ人、アフリカ人、アジア系、ジプシーもその被害者だと述べ、差別に対し毅然とした姿勢を取るよう、すべての人々に呼びかけた。

エルドアン大統領 「高まる差別主義の被害者はムスリムだけではない」

エルドアン大統領は、イスタンブールで開かれたイスラム協力機構外相級公開緊急実行委員会で演説した。

演説で、3月15日(金)にニュージーランドの2つのモスクにテロ攻撃が行われたことに関して見解を述べたエルドアン大統領は、イスラム協力機構がイスラム世界と全人類の未来を脅かす事件に対して無関心でいることは考えられないと語った。

エルドアン大統領は、

「金曜礼拝のために集まった51人の兄弟が亡くなり、47人が負傷した残虐な攻撃は、決して普通の事件とみなされはしない。この事件は、根深い恨み、不条理、憎悪の、否定すべくもない表れである。世界的に高まる差別主義の被害者はムスリムだけではなく、ユダヤ人、アフリカ人、アジア系、ジプシーもその被害者だ。同じような痛みが二度と起こらず、モスクが血にまみれることがなくなるよう、我々の姿勢を毅然と示さなければならない」と述べた。

諸問題を無視しては問題を解決できないと強調したエルドアン大統領は、

「社会的な病を無視して治すことはできない。諸問題から逃れ、隠れ、隠すことでは救われない。我々、そして全人類を脅かす問題を沈黙したまま乗り越えることはできない。逆に我々が問題を無視すればするほど、問題は増える。拡大する」と話した。

テロ組織DEASH(ISIL)、アル・シャバブ、PKKのように、ネオナチの組織もテロ組織として扱われるべきだと述べたエルドアン大統領は、

「現在、我々は明確な反イスラム主義に直面している。ムスリムへの憎悪がある。この問題は、政治や市民団体、アカデミシャンの研究よってのみ解決される範囲を超えている。この脅威は、今や、治安部隊、政治家、一般の人々の問題である」と語った。

 

(2019年3月22日)



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