トルコの漁師にギリシャが発砲
エーゲ海地方アイドゥン県から海に漁に出たトルコの漁師たちに向かって、ギリシャの沿岸警備隊のボートから兵士が発砲するという事件が頻繁に発生している。
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ディディム港を一昨日(8月20日)出発したトルコの漁師たちは、シサム島から6マイル(約9.6キロ)、エシェキ島から4マイル(約6.4キロ)の国際水域で漁をしていたところ、
ギリシャの沿岸警備隊のボートが近づき、中に乗っていた兵士が銃を取り出し漁師たちに銃口を向けた。
漁師たちはその瞬間、携帯電話のカメラで撮影し始めた。
カメラで撮影されていることに気づいた兵士は銃を下ろした。
漁師たちは禁止水域でないことを証明するために、船の位置を示す装置も撮影した。
ギリシャの兵士は約1時間もの間、言葉やジェスチャーで嫌がらせ行為をした。
ギリシャの兵士の嫌がらせ行為は、漁師たちが国際水域を出てトルコの水域に入った後もまだ続いた。
ギリシャの兵士とトルコの漁師との激しい口論など発生したすべての状況が逐一撮影された。
同じ国際水域で漁をしていた別の漁師は、ギリシャの沿岸警備隊のボートからプラスチック弾が発射されたと話した。
このプラスチック弾が漁船に命中し窓が割られたと話した漁師も、この様子を携帯電話のカメラで撮影したことを明らかにした。
事件の様子を撮影した漁師たちによると、このような状況は頻繁に起こると言う。
(2018年8月22日水曜日)