エルドアン大統領、グローバスビジネスフォーラムでさまざまな質問に答える

レジェプ・ターイプ・エルドアン大統領は、アメリカ政府がシリアでテロ組織DEASH(ISIL)との戦いのために分離主義テロ組織PKKのシリアにおける派生組織PYDと協力することが理解できないと述べた。

エルドアン大統領、グローバスビジネスフォーラムでさまざまな質問に答える

 

 


エルドアン大統領は、第72回国連総会出席のため滞在中のアメリカのニューヨークで、グローバルビジネスフォーラムに出席し、さまざまな質問に答えた。

 

アメリカのテロ組織PYDへの武器供与について

アメリカのドナルド・トランプ大統領と9月21日に行う会談で、テロ組織PYDに行われている武器供与に対するトルコの不快感を再度伝えると述べたエルドアン大統領は、この支援がこれまでに3000トンに達していることを明らかにした。

エルドアン大統領は、「これらの武器がトルコに向けられる日が来ないと誰が保証できるのか」と尋ねた。

過去に、ジョージ・ブッシュ大統領時代の2003年にアメリカがイラクを占領した時にも同様の過ちが犯されたことに触れたエルドアン大統領は、現在あの地域にいるテロ組織PKKのテロリストらが所有しているアメリカ製の武器が今も押収されていると主張した。

 

イラクからの分離独立の賛否を問う住民投票について

イラク・クルド地域政府が9月25日に独立のための住民投票を実施することを予定しているため、トルコ国家安全保障会議の会合を9月22日に前倒しにすることや、実施される制裁をこの会合で決定することを明言したエルドアン大統領は、「イラクでこのような独立国家は断じて認められない。イラクにはトルクメン人もアラブ人もいる。この平穏を乱す権利は誰にもない。この方向に進むのは間違っており、この方向に進んでいる者は、自らを孤独に追い込んでいる。イラク・クルド地域政府のマスウード・バルザーニ大統領がこの過ちから引き返すことを期待する」と述べた。

エルドアン大統領は、「制裁だけを適用するのか、それとも軍事力の行使も問題となるのか」との質問には、「そのことをここで話すのは適切ではない。まず国家安全保障会議と閣議が開かれなければならない」と答えた。

 

ロシアからS-400ミサイル防衛システムを購入する件について

エルドアン大統領は、S-400ミサイル防衛システムを購入することに対する批判は非常に不当であるとし、テロリストに供与されている武器が、トルコにはお金を払っても販売されないことからこの方法を選択したと述べた。

 

対EU関係について

欧州連合(EU)当局者が「トルコは我々から遠ざかっている」と批判していることに関して見解を問われたエルドアン大統領は、「トルコを54年間にわたってEUの入り口で待たせている者らは、政治的制裁を適用している。これはトルコの存在に対する敬意の欠如である。EUは、トルコ国民のEU諸国へのビザ自由化、トルコに身を寄せている難民に費やされる30億ユーロ(約4008億円)分の支援といった数多くの事柄で我々に嘘をついた」と述べた。

「ではなぜトルコはEU加盟にこれほど固執しているのか」との質問に対してエルドアン大統領は、「決定を下すのはEUである。EUが扉を閉ざせばよい。そうすれば我々ももっと楽に決定が下せる」と答えた。

 

「トルコには逮捕されているジャーナリストがあまりにも多い」と言われていることについて

司会者が「トルコには逮捕されているジャーナリストがあまりに多くいる」と質問しようとしたところ、エルドアン大統領はこれに割って入り、「これを訂正しよう。逮捕された人物はジャーナリストではない。彼らの中には盗みの罪で裁きを受けている者もいる。大部分はテロリストである」と発言した。

 

5月16日のアメリカ訪問の際にもこのようなテロリストらが自身を襲おうとしたが、ボディガードたちがこれに介入したと説明したエルドアン大統領は、「しかし、アメリカの裁判所は襲撃者ではなく私のボディガードに対して司法手続きを開始した。アメリカの正義はどこだ。政治的な原動力によって捜査が始められたのだ。トランプ大統領も、問題は連邦検察庁ではなく、州の検察庁に原因があると言った」と述べた。

 

 

(2017年9月20日木曜日)

 

 



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