【無謀企画】 日本初のアンプティサッカー国際試合を串本で! 「日本対トルコ戦」招致運動はじまる

島国日本(にほん)の最大の島、本州(ほんしゅう)の最南端にある和歌山県串本町(わかやまけん くしもとちょう)で、またしてもものすごいことが起ころうとしている。

【無謀企画】 日本初のアンプティサッカー国際試合を串本で! 「日本対トルコ戦」招致運動はじまる

TRT日本語お手紙交換局 ~ 心と心のキャッチボール ~ (2020年1月10日金曜日放送)

 

 

 

何がここの人々をそうさせるのか。

 

わからないが、トルコと日本の友好の発祥地、和歌山県の串本町で、またしてもものすごいことが起ころうとしている。


『ちょっとチャイを飲みながら、トルコの文化を体験する場』をつくりたい」という一言が多くの人々の心を動かし、瞬く間に「串本町トルコ文化協会・トルコ文化センター」ができあがってしまったことは、人々の記憶に新しいが、その串本町で今度は「日本トルコのアンプティサッカーの試合をやろう」という無謀にも近い企画が立ち上がった。

 

 

現在のところ、

串本町で9月13日日曜日に日土アンプティ国際サッカーフェスティバル実行委員会(にっとアンプティこくさいサッカーフェスティバルじっこういいんかい)の主催による「日本トルコ友好130周年記念事業 日土アンプティ国際サッカーフェスティバル」が開催される

・・・ということだけが決まっている。

 

 

主催団体となる日土アンプティ国際サッカーフェスティバル実行委員会を結成し、この無謀にも近い企画を立ち上げてしまったのは、日本のアンプティサッカーチーム、関西Sete Estrelas(かんさい セッチ エストレーラス)代表の増田勇樹(ますだ ゆうき)さん、トルコの元プロサッカー選手のヴォルカン・カヤジュクさん、日本の阪南大学(はんなんだいがく)のサッカー部OB会(POKD)代表の尾花和人(おばな かずと)さん、和歌山トルコ文化協会代表の本田景士(ほんだ けいし)さんの4人。カヤジュさん以外は皆、和歌山県出身だと言う。

 

「日本とトルコ友好の地、和歌山県串本町でアンプティサッカーを通じた国際交流をしたい」という目的のもと結成された日土アンプティ国際サッカーフェスティバル実行委員会のプロジェクトページによると、この無謀にも近い「日本対トルコのアンプティサッカーの試合をやろう」という企画は、トルコのアンプティサッカーチームのひとつ、サカルヤ・アンプティ障害者スポーツクラブの「いつかエルトゥールルが眠る国日本に行って試合をしてみたいなぁ」という一言を、カヤジュクさんが本田さんに伝えたのがそもそもの始まりである。「エルトゥールル」とは、1890年9月16日に串本町の沖で台風に襲われ沈没したトルコの軍艦「エルトゥールル号」のことである。

 

本田さんは早速構想を練り始めたものの良い案が浮かばず、悩んだ末に、先輩で人一倍サッカーへの情熱が熱いと言う尾花さんに相談した。尾花さんがその話を友人が所属する関西Sete Estrelasにしたところ、代表の増田さんがそれに乗り、日土アンプティ国際サッカーフェスティバル実行委員会が結成されることとなった。そして、「日本トルコ友好130周年記念事業 日土アンプティ国際サッカーフェスティバル」の実現に向け、はじめの一歩が踏み出された。

 

 

トルコと日本の友好開始130周年という記念すべき年に行われるかもしれないこの企画は、日土アンプティ国際サッカーフェスティバル実行委員会によると、「実現すれば日本初の日本における国際試合」になる。

 

さらに、実現された暁には、このような楽しいイベントや、ためになるワークショップなどが行われることも計画されている。

 

(https://msd.or.jp/amputeesoccer/with-turkey/4/)

 

 

 

しかし、予算を見積もってみたところ、この企画を実現するために少なくとも362万円はかかることが判明した。

 

(https://msd.or.jp/amputeesoccer/with-turkey/4/)

 

 

このほかにも、「和歌山にアンプティサッカーの選手がいない」「アンプティサッカーじたいの認知度がまだ不十分」「準備や開催にあたり、自治体や地域の人々の理解が必要」「和歌山県串本町は紀南地方(きなんちほう)に位置しており、空港や新幹線などからは離れた所に位置するためアクセスに難がある」など、さまざまな障壁を乗り越えなければならないと言う。

 

 

そこで、日土アンプティ国際サッカーフェスティバル実行委員会は、「日本トルコ友好130周年記念事業 日土アンプティ国際サッカーフェスティバル」実現のために、クラウドファンディングを立ち上げることにした。

クラウドファンディングの詳細はまだ決まっていないが、2月に開始予定とのことである。

 

 

串本町長への表敬訪問など、昨年末から既に活動を開始した日土アンプティ国際サッカーフェスティバル実行委員会は、この企画を応援してくれる人々を募集している。

 

 

 

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日土アンプティ国際サッカーフェスティバル実行委員会のサイト

https://msd.or.jp/amputeesoccer/

 

日土アンプティ国際サッカーフェスティバル(Facebookのグループ)

https://www.facebook.com/groups/1238672002986011/

 

「サッカーは障がいも国境も越えられる!」 日本トルコ友好130周年記念事業『日土アンプティ国際サッカーフェスティバル』のクラウドファンディングを実施

https://msd.or.jp/amputeesoccer/with-turkey/

 

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トルコは、2010年に本格的にアンプティサッカーの競技が始まった日本と、ワールドカップで2回対戦している。

2012年にロシアのカリーニングラードで開催されたワールドカップで、10月10日に行われたグループリーグB組のトルコ対日本戦は、トルコが13対0で勝った。一方、メキシコのクリアカンで開催された2014年のワールドカップで12月1日に行われたグループリーグE組の日本対トルコ戦は、3対0で日本が勝った。トルコは2012年、2014年ともに3位入賞を果たしている。

 

 

アンプティサッカー強豪国として世界から一目置かれているトルコで、競技としてのアンプティサッカーの歴史は2004年に始まった。アンプティサッカーは2004年にトルコ身体障害者スポーツ連盟の12番目の種目として加えられた。そして、その年の7月に首都アンカラで初めてのトーナメント大会が開催された。同じ年にウクライナのキエフで開催された欧州選手権に出場したトルコは、初の国際試合の舞台で2位に輝いた。2008年にトルコのアンタルヤで開催された欧州選手権でも2位という素晴らしい成績を収めたトルコは、2017年10月にトルコのイスタンブールで開催された欧州選手権で、念願の優勝という栄光を手にした。

 

 

 

 

翌年(2018年)の11月にメキシコで開催されたワールドカップでは準優勝のカップを手にしたが、土壇場で負けてしまったため、その喜びを全く感じることができず、「まさかの2位」の悔しさで選手たちは大泣きに泣いた。

 

今年(2020年)の2月にポーランドのクラクフで開催される欧州選手権で、トルコは2度目のヨーロッパチャンピオンを目指す。

 

 

 

2020年1月5日 日曜日

文責: 浅野涼子

 

 



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