30か国以上で3400万人が飢きんの危機に直面

国連世界食糧計画(WFP)のデーヴィッド・ビーズリー事務局長は30か国以上で3400万人が飢きんの危機に瀕していると発言した。

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30か国以上で3400万人が飢きんの危機に直面

 

紛争と食料の安全をテーマとして開催された国連安全保障理事会のセッションで語ったビーズリー局長は、人間が引き起こした危機のせいでまたしても奈落の底に落とされそうになっており、世界中で2億7000万人が飢餓の危機に直面していると指摘した。

今年(2021年)特にコンゴ民主共和国で1960万人が世界最大の飢餓の危機に直面する可能性があると明かしたビーズリー局長は、アフガニスタン、ナイジェリア、シリア、イエメン、スーダン、南スーダン、サヘル地域でも食糧の安全が悪化していると述べた。

ビーズリー局長は、30以上の国で3400万人が飢きんの危機に瀕していると指摘し、南スーダンのピボル郡西部では母親が子供に死んだ動物の皮や泥を食べさせることを余儀なくされていると強調した。

またアントニオ・グテーレス国連事務総長は、

「人々が飢えれば紛争を助長する。紛争は飢餓や飢きんの、飢餓や飢きんは紛争の原因になっている」と述べた。

一刻も早く行動に移らなければ数百万人が飢餓や死の瀬戸際に追いやられると警告したグテーレス事務総長は、飢きんと死を未然に防ぐために55億ドル(日本円で約5974億円)の支援を呼びかけた。グテーレス事務総長は、

「21世紀に飢きんや飢餓による死があってはならない」と話した。

 

(2021年3月11日)



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