フランシスコ教皇が初のイラク訪問

カトリック教徒の精神的指導者フランシスコ教皇が、イラクのバルハム・サレハ大統領から公式式典で迎えられた。

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フランシスコ教皇が初のイラク訪問

イラクの首都バグダッドのグリーンゾーンにある大統領府で行われた式典の後に、サレハ大統領とフランシスコ教皇は二者会談を行った。

フランシスコ教皇は、バグダッドでサレハ大統領、政治的指導者、市民団体のリーダー、外交官と会談した際に、演説をした。

「巡礼のためにイラクを訪れた」と述べたフランシスコ教皇は、イラクのムスリムとキリスト教徒に挨拶した。

フランシスコ教皇は、イラクが内戦とテロの影響を受けていることを強調し、これらすべてがイラクに破壊と死をもたらしていると述べた。

テロ組織DEASH(ISIL)によるエズィディー教徒への攻撃にも触れたフランシスコ教皇は、この行為を非難すると述べた。

フランシスコ教皇は、新型コロナウイルス(COVID-19)に対する連帯も呼びかけた。

テロ攻撃で子どもを失った人々の苦悩に寄り添うと述べたフランシスコ教皇は、

「未来の世代により良い世界を残さなければならない。兄弟として生きることは、真の対話を必要とする。イラクにおける宗教の多様性は、イラクを何世紀も前から特別な地位に押し上げてきた。イラクを再興するのでは不十分だ。うまく再興しなければならない。我々は長年イラクのために祈ってきた。過激思想や不寛容はもうたくさんだ。イラクを危険に陥れる地域的緊張に対抗しなければならない。イラクの復興と平和のために、国際社会が負うべき義務がある」と語った。

フランシスコ教皇は、イラクにいるキリスト教徒の存在は、イラクに豊かな遺産を残しているとも述べた。

フランシスコ教皇を乗せた航空機が、今日(3月5日)、バグダッドに着陸した。

空港で、イラクのムスタファ・カディミ首相がフランシスコ教皇を公式式典で迎えた。

フランシスコ教皇は、空港で特別関係者に迎えられた会場でカディミ首相と会談した。

フランシスコ教皇は、新型コロナウイルスにより、2020年の外遊を中断していた。

およそ16か月ぶりに外国を訪問したフランシスコ教皇は、史上初めてイラクを訪れた初のローマ教皇である。

フランシスコ教皇のイラク訪問は、3月8日まで続く。

 

(2021年3月5日)



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