シリア内戦10年目、国連総会でトルコ大使と総会議長が演説

トルコのフェリドゥン・シニルリオール国連大使はトルコはシリア人避難民900万人を保護していると明かし、

1593878
シリア内戦10年目、国連総会でトルコ大使と総会議長が演説

 

「国際社会はこの悲劇に背を向けて負担を我々だけに押し付けることはできない」と述べた。

シニルリオール大使は、国連総会でシリアにおける戦争の10年目に同国における人権が協議されたセッションで演説した。

シニルリオール大使はシリアで政権の違反が続いており、新型コロナウイルス(Covid-19)感染症によって危機がさらに悪化していると強調し、トルコは停戦維持に努力する一方でテロ対策も継続していると述べた。

シニルリオール大使は、「テロ組織DEASH(ISIL)と接近戦で戦っている唯一の北大西洋条約機構(NATO)加盟国としてシリアでテロ組織DEASHのテロリスト4000人以上を処分した」と述べた。

シニルリオール大使は、分離主義テロ組織PKKのシリアにおける派生組織YPGの攻撃や人権侵害にも同じくらい耳を傾けるよう国際社会に呼びかけた。

「我が国は、アサド政権が軍事的解決を模索した結果、シリア人400万人、つまりシリアの人口の5分の1を受け入れている。国境にいる500万人も含めて合計900万人のシリア人を保護し、ケアしている」と述べたシニルリオール大使は、

「国際社会はこの悲劇に背を向けて負担を我々だけに押し付けることはできない」と述べた。

第75回国連総会のヴォルカン・ボズクル議長も、「シリアにおける大惨事の背後には人間の手がある」と述べ、殺人、強制移住、破壊で過ぎた10年はシリア国民の未来に対する希望を大きく奪ったと語った。

10年間で数十万人が虐殺され、空や陸から爆撃された都市は崩壊し、国家人口の半分が居場所を追われたと説明したボズクル議長は、

「飢餓は殺人目的の戦術として利用された。人道的ニーズにおける増加率は現状でまかなえる能力を上回っている。シリア人の子供8人に1人は栄養失調により発達の問題を抱えている」と話した。

 

(2021年3月2日)



注目ニュース