イラン、国際原子力機関に警告

イランは反イラン的な決定が下された場合に国際原子力機関(IAEA)と交わした合意を再考すると表明した。

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イラン、国際原子力機関に警告

 

イラン国営のイスラーム共和国通信(IRNA)によると、イラン政府のアリー・ラビーイー報道官は首都テヘランで記者会見を開いてE3と呼ばれる核合意の欧州締約国であるイギリス、フランス、ドイツ及びアメリカが核合意に違反しているとして非難しているイランに反対する決定が国際原子力機関理事会で下されるよう取り組んでいることに対して警告した。

ラビーイー報道官は、

「反イラン的な何らかの決定が下された場合に国際原子力機関とイラン原子力庁間で最後に交わされた合意を再考することも含めて必ず適切な対応が行われ、決定が下される」と述べた。

イランが核合意に関してアメリカも出席する非公式会合の開催提案を拒否したことに関してはラビーイー報道官は、

「欧州3か国がアメリカがゲストとして出席する会合を提案したことは問題解決に向けたイニシアチブであったものの、我々からするとこの会合にとって適切な時ではない」と見解を述べた。

ラビーイー報道官は、核合意の維持に対してはまずアメリカが制裁を解除する必要があると繰り返した。

国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長は、2月21日のテヘラン訪問で行った会談の結果暫定技術的合意が確立され、この枠組みで3か月間さらに国際原子力機関の監査及び監視活動が「無制限」に継続されると述べている。

一方、イラン原子力庁はこれに関する発言で、安全保障監査協定以外に国際原子力機関にほかの監査の機会は認めず、3か月間だけ一部核活動が記録されると明かしている。

イランが追加議定書からの離脱決定を含めた核プログラムに関して講じた措置に反発するイギリス、フランス、ドイツ、アメリカは国際原子力機関理事会会合で反イラン的な決定が下されるようイニシアチブを取っていると報告されている。

 

(2021年3月2日)



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