露反体制派ナワリヌイ氏が帰国直後に身柄拘束、EUから露当局に呼びかけ

ロシアの反体制派アレクセイ・ナワリヌイ氏は毒殺未遂の疑いで治療を受けていたドイツから帰国直後に同国の首都モスクワにある空港で身柄を拘束された。

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露反体制派ナワリヌイ氏が帰国直後に身柄拘束、EUから露当局に呼びかけ

 

ナワリヌイ氏をベルリンから乗せた航空機は悪天候のため土壇場でモスクワのヴヌーコボ空港の代わりにシェレメチェヴォ空港に着陸した。ナワリヌイ氏とユリア夫人及び同行の記者達は空港でパスポートチェックを受けた。

ナワリヌイ氏はここで警官によって身柄を拘束された。オルガ・ミハイロワ弁護士がナワリヌイ氏のそばにいることは許可されなかった。

ロシア連邦刑執行庁から出された声明では、2020年12月29日から執行猶予中に何度も違反を繰り返したことによりナワリヌイ氏がシェレメチェヴォ空港で身柄を拘束されたと報告された。

ナワリヌイ氏に対する追加措置の決定は裁判所によって確定される。ナワリヌイ氏は判決まで身柄を拘束される。

一方、欧州理事会のシャルル・ミシェル議長はナワリヌイ氏の身柄拘束は「容認しがたい」と述べた。

ミシェル議長はソーシャルメディアのアカウントから投稿し、

「ナワリヌイ氏を即時釈放するようロシア当局に呼びかける」と述べた。

欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表も、ソーシャルメディアで同じ呼びかけを繰り返してナワリヌイ氏の権利は尊重される必要があると明かした。

ボレル上級代表はメッセージで、「司法の政治化は容認しがたい」と述べた。

ロシアのトムスクからモスクワに向かうため2020年8月20日に航空機に搭乗したナワリヌイ氏が機内で体調を崩したことを受けて航空機はオムスクに着陸している。ここで病院に搬送されたナワリヌイ氏は紅茶に混ぜられた物質により毒殺されそうになったと主張されている。44歳のナワリヌイ氏は22日に特別機でオムスクからベルリンにあるシャリテ病院に移送されている。

ドイツ政府のシュテフェン・ザイベルト報道官は9月2日に、ナワリヌイ氏は神経疾患対策で使用されるノビチョク系の化学物質の毒に当たったことが決定的に確認されたと発表している。

ナワリヌイ氏は9月23日に退院している。

 

(2021年1月18日)



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