欧州拷問等防止委員会、移民に関してギリシャに警告

欧州理事会内で活動する拷問等防止委員会(CPT)が移民をトルコに押し返さないようギリシャに警告した。

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欧州拷問等防止委員会、移民に関してギリシャに警告

 

ギリシャで3月13-17日に調査を行った同委員会の報告では、メリチ地域やシサム島(サモス島)で移民が置かれている状況は人道外であり、侮辱的であると強調された。

ギリシャの移民政策には構造的な欠陥があると述べられた報告では、移民が照明が不十分で、換気がない、個人的な衛生及び清掃用品がない独房に拘束されていると明かされた。

報告では、同時に状況に関して移民に十分かつ明白な説明が行われていないと伝えられた。

子供がいる家族や身寄りがない子供が非常に劣悪な条件下で生活することを余儀なくされていると指摘された報告では、ギリシャに子供達の身柄を派出所で拘束することをやめるよう呼びかけも行われた。報告では、これら子供達は適切なセンターに滞在する必要があると明かされた。

移民がメリチ国境からトルコに押し返されていることに関して「中立かつ信頼できる情報を得ている」と述べられた同委員会の報告では、ギリシャは移民をトルコに押し返さないよう行動を起こす必要があると強調された。

報告では、拷問等防止委員会がギリシャ湾岸警備隊が移民を乗せた船がギリシャの島々にたどり着くのを阻止するために行っている行動を懸念しており、これに関する欧州対外国境管理協力機構(FRONTEX)の役割と貢献も疑問視されていると述べられた。

ギリシャ当局に警察が移民に対してひどい扱いをするのを阻止するために措置が講じられるよう求められた報告では、ギリシャ警察は移民がトルコに押し返されているという情報は誤っており、根拠がないと主張していると明かされた。

 

(2020年11月19日)



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