ボイコットの呼びかけの陰でサウジアラビアがG20主催の準備

世界経済の最も重要な催しとされているG20(20か国・地域)首脳会議が、「ボイコットの呼びかけ」の陰で11月21、22日にサウジアラビアで開催される予定である。

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ボイコットの呼びかけの陰でサウジアラビアがG20主催の準備

 

人権組織やアメリカ議会をはじめとする様々な関係者は、サウジアラビアがG20首脳会議を主催することに反対している。

イエメンにおける内戦への介入やサウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏殺害を含めた権利侵害によって話題になっているサウジアラビアのG20首脳会議が「ボイコットされるよう」求められている。

G20プラットフォームの議長国を2019年11月に日本から引き継いだサウジアラビアは、同会議を機に評判を高めようと計画している。

しかし、G20首脳会議が新型コロナウイルス感染症によりバーチャル環境で開催されることから、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が世界の首脳をリヤドでもてなして同国の悪化したイメージを回復するチャンスを大幅に失ったとされている。

G20首脳会議にはトルコのほか、ドイツ、アメリカ、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、インドネシア、フランス、南アフリカ共和国、韓国、インド、イギリス、イタリア、日本、カナダ、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、欧州委員会からの出席が見込まれている。

サウジアラビアのサルマーン・ビン・アブドゥルアジーズ国王が議長となって2日間続くバーチャル首脳会議では、世界経済及び世界市場の回復のほか、国際貿易の強化などの事柄が取り上げられる予定である。

新型コロナウイルスを阻止するワクチン研究における各国の進捗が協議される首脳会議では、将来発生しうるパンデミックの予防に対する計画が策定されると述べられている。

会議ではまた、食料の安全性、水源の管理、気候変動、女性、若者、貧困対策といった数多くの事柄が議題に上がると見込まれている。

 

(2020年11月19日)



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