【アルメニアがアゼルバイジャンを攻撃】 日本駐在のアゼルバイジャンとトルコの特命全権大使が共同記者会見

日本に駐在するアゼルバイジャンとトルコの特命全権大使がアルメニアの攻撃に言及した。

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【アルメニアがアゼルバイジャンを攻撃】 日本駐在のアゼルバイジャンとトルコの特命全権大使が共同記者会見

 

 

 

日本(にほん)駐在のアゼルバイジャン共和国特命全権大使ギュルセル・イスマイルザーデ大使とトルコ共和国特命全権大使ハサン・ムラット・メルジャン大使が、10月21日、東京都(とうきょうと)にある日本外国特派員協会で、共同記者会見を開いた。

 

 

ジャーナリストのウルグン・ヨルルマズさんの司会進行により行われた共同記者会見で、アゼルバイジャンのイスマイルザーデ大使は、カラバグ山岳(ナゴルノ・カラバフ)での衝突に関する最新状況について説明した。

 

2018年にニコル・パシニャン首相がアルメニアの首相に就任してからアルメニアの政策はアグレッシブ(攻撃的)な政策に変わったと指摘したイスマイルザーデ大使は、アルメニアのパシニャン首相が2019年にカラバグ山岳(ナゴルノ・カラバフ)を訪問し、「ナゴルノ・カラバフはアルメニアだ。以上」と発言した後、アルメニアでアゼルバイジャンの領土をより多く占領するという積極的軍事政策が始まったと述べた。

 

アルメニアが9月27日に攻撃を開始した後、カラバグ山岳(ナゴルノ・カラバフ)から離れた場所にあるアゼルバイジャン第2の都市ゲンジェや、アゼルバイジャン最大の発電所がある産業都市ミンゲチェヴィルを攻撃したことに言及したイスマイルザーデ大使は、「アルメニアのしていることはほとんどテロ事件と変わらない。一般市民をターゲットにし、アゼルバイジャンのインフラをダメにする目的でこのふたつの都市を攻撃した」と表明した。

 

イスマイルザーデ大使は、「アゼルバイジャンは国民と領土を守るために、国際法に基づいて自衛権を行使して、9月27日に反撃を始めた」と述べた。

 

イスマイルザーデ大使は、停戦については、「9月27日にアルメニアに攻撃されてからこれまでに2回、人道的停戦の合意が行われたが、1回目の人道的停戦は現地時間の10月10日12時0分に発効してから1時間後にアルメニアが違反してアゼルバイジャンの一般市民を攻撃した。アゼルバイジャンは善意を示して10月17日にもう一度人道的停戦に合意したが、その停戦も10月18日0時0分に発効してから数時間後にアルメニアが違反し再び攻撃した」と述べた。

 

「アゼルバイジャンは一般市民を一切ターゲットにしていない」ことと「今起きている戦闘はすべてアゼルバイジャンの領土である」ことに注目してほしいと呼びかけたイスマイルザーデ大使は、9月27日に始まったアルメニアの攻撃で、これまでにアゼルバイジャンの一般市民61人が殺害され、約270人が負傷したが、アルメニアの一般市民は誰ひとりとして死亡したり負傷したりしていないと指摘した。

 

イスマイルザーデ大使は、アルメニアとの交渉の用意はあるが、まずはアルメニア軍が撤退することが条件であり、撤退した後で交渉するとし、「アルメニアはアゼルバイジャンの領土から撤退しなければならない。これはアゼルバイジャンの要求や依頼ではなく、国連安全保障理事会の1993年の決議に基づくものである」と述べた。

 

イスマイルザーデ大使はトルコについて、「トルコは最初にサポートして、アルメニアの行動を非難した。トルコは、この問題を解決するのにかなり良いインパクトになると確信している」とコメントした。

 

 

 

 

アルメニア軍は国際法を違反していると強く指摘したイスマイルザーデ大使は、「中東のさまざまな国からテロリストがアルメニア軍に加えられ戦っているという証拠を持っている。多くのレバノン人、シリア人、テロリストがアルメニアの第一線でアゼルバイジャンに対して戦っているという証拠がある」と述べた。

 

 

 

トルコのメルジャン大使 「トルコが軍事衝突の一部になることは決してない」

 

 

 

 

トルコのメルジャン大使は、トルコとアゼルバイジャンとの間には防衛分野での協力関係があるとし、「トルコは政治的、道徳的にアゼルバイジャンを支持している。トルコが軍事衝突の一部になることは決してない。軍事衝突は地域の安全を脅かしている。この問題は国際法によって解決に到達する」と述べた。

 

 

 

(2020年10月21日 水曜日)

 

 

 



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