ボレルEU外務・安全保障政策上級代表、アゼルバイジャンとアルメニアに停戦順守を要求
欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表がアゼルバイジャンとアルメニアに停戦順守を求めた。
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ボレル上級代表はナゴルノ・カラバフにおける状況に関して書面で声明を出し、アゼルバイジャンとアルメニア間で一昨日未明に開始が発表された停戦を歓迎することを表明した。しかし、ナゴルノ・カラバフで停戦違反が行われていることを遺憾に思うと述べたボレル上級代表は、軍事衝突により民間人が苦痛を味わっていると明かした。ボレル上級代表は声明で、
「ナゴルノ・カラバフにいる人々は必要以上に苦痛を味わった。軍事衝突は広範囲にわたる容認しがたい民間人の犠牲を招いた。EUは理由が何であれ、このような攻撃を非難する」と述べた。
アゼルバイジャンのジェイフン・バイラモフ外務大臣及びアルメニアのゾラブ・ムナチャカニン外務大臣と電話で会談したことを振り返ったボレル上級代表は、停戦は無条件かつ厳格に適用されるべきであると明かした。ボレル上級代表は、
「また、民間人に対する攻撃は即座に中止されるべきであると強調した。このような攻撃に正当な面はあり得ない。EUは軍事衝突の長期的な解決に向けて欧州安全保障協力機構(OSCE)を支援する用意があることを繰り返した」と述べた。
(2020年10月19日)
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