リビア国営石油会社からハフタル将軍を非難、在リビア・アメリカ大使館から声明

リビア国営石油会社(NOC)は、同国東部にいる非合法な武装勢力のリーダー、ハリファ・ハフタル将軍が全国で石油生産や輸出を停止していることを非難した。

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リビア国営石油会社からハフタル将軍を非難、在リビア・アメリカ大使館から声明

 

リビアで石油の採掘、加工、流通、輸出を行う唯一の機関であるリビア国営石油会社は、ハフタル将軍が特定の条件が受け入れられない場合に石油生産を停止すると表明したことを受けて声明を出し、「同社は合意から生まれる責任を制限するために全国の石油輸出に不可抗力を適用せざるを得なくなった」、つまり生産を停止したことを発表した。

同国で7月10日にシドラ港で原油タンカーに積載が行われたことによって石油の輸出が開始されたことが振り返られた声明では、「ハフタル将軍の軍は7月11日に輸出を止めるよう指示を出し、交渉中の協力的な姿勢から一歩後退した。ハフタル軍に生産を停止するようアラブ首長国連邦から指示が出された方向でリビア国営石油会社は情報を受けている」と述べられた。

ハフタル将軍の石油生産の停止を非難して国連安全保障理事国の担当諸国に問責するよう要請された声明では、アラブ首長国連邦の政府幹部からリビアでの石油生産開始に向けた国際的な努力を支持する発言が次々と行われたあとにこの措置が講じられたことは「失望を招いた」と強調された。

声明では、ロシアの軍事会社ワグナーに所属するシリア人傭兵がシドラ港を占領し、スーダン人傭兵もシャララ油田近郊に配置されたと指摘され、「全傭兵をリビアの石油施設から撤収させるよう」と呼びかけられた。

一方、在リビア・アメリカ大使館から書面で出された声明では、

「大使館は外部のあがきによりリビア国営石油会社の重大任務が妨害されていることを不快に思い、このあがきはリビアで紛争の危険を高めている」と述べられた。声明では次のように述べられた。

「ワグナーの傭兵がリビア国営石油会社の施設に行っている急襲、また他国政府で発案された(ハフタル将軍が率いる)いわゆるリビア国民軍が発している矛盾したメッセージは、より安全で豊かな未来に向けて努力する全リビア人に被害を与えている」

「武器を放棄し、外部の情報操作を拒否し、解決策の一部になるよう平和的な対話を行う者には門戸は開かれている」と指摘された声明では、「しかし、リビア経済を崩壊させ、軍事的緊張を高める者は孤立させられ、制裁の危険に直面する」と警告された。

 

(2020年7月13日)



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