メルケル独首相とライエン欧州委員会委員長が欧州議会総会で演説

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、欧州連合(EU)諸国は例外的なプロセスを経ており、連帯を示すことが必要であると発言した。

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メルケル独首相とライエン欧州委員会委員長が欧州議会総会で演説

 

ドイツがEU輪番制議長国に就任したことを受けてメルケル首相と欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、ベルギーの首都ブリュッセルで開催された欧州議会総会会合で演説した。

メルケル首相は新型コロナウイルス(Covid-19)感染症が始まってから初の外国訪問をベルギーに行ったことを振り返り、ドイツの輪番制議長国中には基本的権利、適応、気候変動対策、デジタル化といった分野に焦点が当てられると報告した。

EUは感染症により史上最も深刻な試練に直面していると明かしたメルケル首相は、欧州で新型コロナウイルスにより10万人以上が死亡したことを振り返った。

メルケル首相は感染症のために民主主義の原則が損なわれることがあってはならないと指摘し、欧州で自由や法の支配といった基本的権利が保護されることの重要性を強調した。

加盟国は団結し、互いを支援する必要があると指摘したメルケル首相は、

「感染症により我々の経済は深刻な形で揺らいだ。数百万人が失業した。経済的回復に焦点を当てる必要がある」と述べた。

新型コロナウイルスの経済的影響に対してEUの来期予算に統合救済基金の設立が提案されたことを振り返ったメルケル首相は、

「この問題は欧州理事会で首脳たちによって議論される。救済基金と来期予算に関して時間を浪費すべきではなく、迅速に合意を確保する必要がある。夏期休暇の前に合意が確保されるよう期待する」と述べた。

ライエン委員長も、ドイツの輪番制議長国中に期待は大きく、新型コロナウイルス危機が経済的及び社会的困難を明らかにしたと語った。

欧州で過去半年間に新型コロナウイルスにより10万人以上が死亡したことを振り返ったライエン委員長は、EU経済は今年(2020年)8パーセント以上の縮小が見込まれると述べた。

ライエン委員長は、

「救済プログラムと来期予算は我々の長期目標の最も重要な手段である。これらに関して数週間以内に合意を確保する必要がある」と述べた。

 

(2020年7月8日)



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