シリア人道支援、中露が拒否権行使

ロシアと中国は、シリアで約300万人分の国際支援の輸送を可能にするメカニズムの延長に拒否権を行使した。

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シリア人道支援、中露が拒否権行使

 

国連安全保障理事会は、2014年からシリアへの越境国際支援を可能にしているメカニズムが7月10日に満期を迎えることから延長を採決した。

ドイツとベルギーによって同理事会に提出された法案にロシアと中国が拒否権を行使した。

シリアへは現存する国連安全保障理事会決議に沿ってトルコを経由して2つの国境検問所、つまりオンジュプナルの対面にあるバブ・アル・サラマとジルヴェギョズの対面にあるバブ・アル・ハヴァからのみ国際支援が可能となっている。

ロシアと中国の拒否権行使を受けて両国境検問所も7月10日にメカニズムが満期になることから支援車列の通過が禁じられることになる。

シリアへ越境支援を行うには国連安全保障理事会決議が必要である。

国連によると、シリア北西部のイドリブで暮らす約300万人のうち70パーセントが人道支援を必要としている。

 

(2020年7月8日)



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