イスラエル人とパレスチナ人が「併合計画」に抗議:計画は延期に

イスラエル人とパレスチナ人が、イスラエル政府の占領下にあるヨルダン川西岸の一部地域の併合計画に対し、抗議デモを行った。

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イスラエル人とパレスチナ人が「併合計画」に抗議:計画は延期に

占領下のヨルダン川西岸地区にあるエリハ町郊外に集まった一団が、併合計画に抗議した。

この抗議デモに、パレスチナ当局のほか、イスラエルの代表者や大臣も加わった。

パレスチナの政党ファタハの中心委員会のジブリール・アル・ルジュブ事務局長は発表を行い、

「このデモは、イスラエルの併合計画に対する抗議である。和平を信じ、併合計画を拒否するイスラエル人も、このデモに加わっている」と語った。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は袋小路に追い詰められていると述べたルジュブ事務局長は、

「ネタニヤフはこの袋小路に存分に追い詰められるべきである。このことは、イスラエルの和平支持者とともに可能となる」と話した。

ルジュブ事務局長は、イスラエルの和平支持層と強いきずなを築く必要があると強調し、次のように言葉を続けた。

「本物の試練にならないことを願う。相手が何らかの形で我々に試練を振りかけようとすれば、その問題を被るのは我々だけではないからだ。この祖国は我々の祖国であり、我々はこの地を離れはしない」

デモに加わったイスラエルの元産業商業大臣ラン・コーエン氏も、イスラエル人とパレスチナ人の70パーセントが二国家解決を信じていることを指摘し、「我々はここで、この解決と和平を支持している」と話した。

ネタニヤフ首相とベニー・ガンツ氏が署名した連立合意によると、アメリカ政府の承認を得れば、イスラエルの首相は今日(7月1日)以降、ヨルダン川西岸にある違法なユダヤ人入植地とヨルダン渓谷の「併合」案を閣議または議会に提出することができる。

ネタニヤフ首相は昨日(6月30日)行った発表で、「併合計画」が遅延することを仄めかした。

一方、イスラエルのオフィル・アクニス地方協力大臣は、ヨルダン川西岸の一部地域を今日併合する計画は、後日に延期されたと述べた。

ネタニヤフ首相に近しいことで有名なアクニス大臣は、イスラエルのラジオに発言し、「併合計画」は今日履行されないと伝えた。

併合計画を最終的な形に整えるためにイスラエルとアメリカの関係者が会談を続けていると述べたアクニス大臣は、併合計画の実施は7月末になると予想されていると話している。

 

(2020年7月1日)



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