国連人権高等弁務官事務所がリビアの集団墓地に関して見解

国連は、リビア東部にいる非合法な武装勢力のリーダー、ハリファ・ハフタル将軍所属の民兵から奪還されたタルフナとその周辺で発見された集団墓地は「身の毛がよだつ」と報告した。

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国連人権高等弁務官事務所がリビアの集団墓地に関して見解

 

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のリズ・スロッセル報道官は集団墓地に関してアナドル通信社に見解を述べ、「国連人権高等弁務官事務所はタルフナとその周辺にある集団墓地の発見に身の毛がよだった」と述べ、リビアにおける人権侵害と搾取を明らかにするために「迅速、包括的、有効、透明、独立した」捜査の開始を繰り返し訴えた。

スロッセル報道官は、6月22日に国連人権理事会がリビアにおける侵害を捜査するために人権調査団の設立を決定したことを振り返り、国連リビア支援団(UNSMIL)人権局もなお任務に沿ってリビアにおける人権侵害を注視しており、報告していると伝えた。

集団墓地に関してリビア当局と連絡を取っていないと明かしたスロッセル報道官は、国連リビア支援団が問題を注視しており、リビア政府当局の呼びかけに応えたと述べた。

スロッセル報道官は、国際刑事裁判所(ICC)のファト・ベンソーダ主任検事が継続中のリビア調査の枠組みに集団墓地も含まれる方向で発言したことを「メモした」と述べた。

ベンソーダ主任検事は書面で声明を出し、政変を企てたハフタル将軍に属す民兵から奪還されたタルフナとその周辺で発見された集団墓地11か所に関して検察庁に確固たる情報が届けられたと明かし、集団墓地は「戦争犯罪」または「人道に対する罪」の証拠となる可能性があると警告している。

一方、ハフタル将軍に属す民兵から解放されたタルフナでは6月29日に新たな遺体9体が発見されたことを受けて集団墓地の発掘作業が続けられている。ハフタル将軍の民兵の首都への攻撃で作戦及び供給拠点として利用されていたタルフナで発見された集団墓地の発掘作業は、都市の東部にあるアル・ラブト農業地帯で活発になった。

 

(2020年6月30日)



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