メルケル独首相、独のEU議長国就任を前に見解

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、同国が7月1日から半年にわたって引き受ける欧州連合(EU)の輪番制議長国職は新型コロナウイルス(Covid-19)感染症により自分たちにとって大きな試練になると発言した。

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メルケル独首相、独のEU議長国就任を前に見解

 

メルケル首相は連邦議会で発言し、感染症は欧州のプロジェクトがどれほど脆弱であるかということを明示したと明かし、各国が感染症対策で独自に判断を下していることを批判した。

世界的な感染症では国際舞台で共に行動し、相互に支援しあうことが必要であると述べたメルケル首相は、新型コロナウイルスが全世界に影響を与えており、欧州だけで10万人以上が死亡したことに注意を促した。

メルケル首相は、欧州が歴史上直面した最も困難な時期にドイツはEU議長国の責務を負うと述べ、

「感染症の真っ最中のEU議長国職はドイツ政府にとって大きな試練である」と述べた。

EUが感染症に基づく危機の結果を克服するだけでなく、EUがより一層抵抗力のある状態になって未来に備えるために努力したいと強調したメルケル首相は、ドイツで感染症の拡大を阻止するために課された距離とマスクのルールは正しく、経済分野で講じられた対策も効果を表し始めたと繰り返し述べた。

EUは過去に数多くの危機を乗り越えており、これらの時期に各国間で見解の相違や誤った評価がなされていたものの、これらが欧州で深い溝を生むことはなかったと明かしたメルケル首相は、イギリスのEU離脱も27か国から成るEUをさらに強くさせると述べた。

欧州には未来のプロジェクトがあると述べたメルケル首相は、

「我々が欧州を必要としているように欧州も我々を必要としている」と見解を述べた。

EUは新型コロナウイルス危機を重要な改革を実現するために利用すべきであると明かしたメルケル首相は、欧州は根本的な変化を遂げており、気候変動やデジタル化に向けた取り組みを行う必要があると語った。

メルケル首相は欧州が世界でより一層責任を負うことの重要性を指摘し、

「世界は欧州の声を必要としている」と述べた。

ドイツがEU議長国中にアフリカ大陸を重視することを強調したメルケル首相は、アフリカ諸国は感染症に大きく影響を受けていると説明した。

メルケル首相は、10月に行われるEU・アフリカ連合首脳会議では新型コロナウイルス危機を克服するために共通の対策を見出す努力が行われると述べた。

議長国中のもう1つの重点はEU・中国関係になると指摘したメルケル首相は、

「特に中国のような戦略的パートナーと27加盟国が声を1つにして話し合うことが重要である。このようにして自分たちの価値と利益を守ることが可能である」と述べた。

 

(2020年6月18日)



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