サラメ国連リビア特使、トルコとロシアに感謝、ハフタル将軍を批判

国連のガッサン・サラメ・リビア特使は、トルコとロシアがリビアでの紛争停止を呼びかけたことに感謝した。

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サラメ国連リビア特使、トルコとロシアに感謝、ハフタル将軍を批判

 

サラメ特使は、2月3日午後にスイスのジュネーブで始まったリビア危機の解決を目的とした5+5形式の軍事委員会会合に関して記者会見を開いた。

国連ジュネーブ事務局での記者会見でサラメ特使は、5+5形式の合同軍事委員会の5委員は国際的な合法性を有するリビア国民合意政府(国民統一政府)によって、ほかの5委員はリビア東部にいる非合法な武装勢力のリーダー、ハリファ・ハフタル将軍が率いるリビア国民軍と名乗る武装集団によって特定されたと説明した。

サラメ特使は、リビアの両当事者が「軍事面で初めてトップレベル会合で一堂に会した」ことに対する満足感に言及した。

ジュネーブでの会合は現段階で2月6日まで続くと説明したサラメ特使は、リビアにいる「2つの軍事フラクション」が恒久的な停戦確立に向けて「心からの意思」を明示したと語った。

リビアの当事者たちが現状の非紛争を「本格的な停戦」にする件を交渉することに向けてジュネーブで合意したことを発表したサラメ特使は、個別に会談した当事者たちが「直接面と向かって」会談することに関して合意することを期待していると明かした。

サラメ特使は、リビア経済関連の会合が2月9日にエジプトの首都カイロで開催され、これに続いて政治的プロセスに関してジュネーブで会談が行われる可能性があると説明した。

ハフタル将軍の停戦違反に関する質問を受けてサラメ特使は、レジェプ・ターイプ・エルドアン大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が1月8日に行った共同記者会見の発言でリビアの全当事者に紛争を1月12日午前0時から停止することを呼び掛けたことに対して両国に感謝を表明した。

当該の呼びかけはリビアの両者どちらからも「明白に」受け入れられたと説明したサラメ特使は、これにもかかわらず前線で違反が確認されていると強調し、

「紛争の停止の呼びかけが適用されることを求める。われわれにとってこれは非常に前向きな進展であった。この2国にこの件における成功に対して感謝する」と話した。

トルコとロシアのこの試み後のハフタル将軍の姿勢を批判したサラメ特使は、

「停戦を正式なものにするために極めて多くの試みがあった。しかし、ハフタル将軍側でこれに関して不確実性があった。これは事実である」と見解を述べた。

サラメ特使は、ジュネーブでの会談は両者が恒久的な停戦合意に向けて自身のポジションと条件を明示する観点からチャンスであると発言に付け加えた。

 

(2020年2月4日)



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