アクンジュ・北キプロス・トルコ共和国大統領、東地中海天然ガスパイプラインに関する見解

北キプロス・トルコ共和国のムスタファ・アクンジュ大統領は、イスラエル、ギリシャ、キプロス島ギリシャ側の間で調印される東地中海天然ガスパイプライン(Eastmed)協定は「地理的事実に反した、経済理念にそぐわない、完全に政治的懸念によって」下された決定であると表明した。

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アクンジュ・北キプロス・トルコ共和国大統領、東地中海天然ガスパイプラインに関する見解

 

アクンジュ大統領は東地中海天然ガスパイプライン・プロジェクトに関して書面で出した声明で、イスラエルからキプロス島ギリシャ側へ、そこからクレタ島とギリシャに、最終的にはイタリアに延びる予定である同パイプラインは、そのほかの代替案から見て非常に長く、コストがかかるルートとなっていることを振り返った。

アクンジュ大統領は、専門家たちの反対意見にもかかわらず事柄が議題にされ続けようとしているこのプロジェクトが、まさにキプロス島ギリシャ側が単独で欧州連合(EU)に加盟したことと同様にキプロス島問題の解決に寄与することはないと明かした。

政治的環境は講じられる措置によって変更が可能であるものの、地理を変更することは不可能であると指摘したアクンジュ大統領は、「地理的事実は東地中海におけるエネルギーの方程式からキプロス島トルコ人やトルコを除外することが不可能であることを示している」と見解を述べた。

アクンジュ大統領は次のように述べた。

「東地中海のエネルギー源を共同で活用し、平和と安定の中で共に利用する方法を探す必要がある。これも理にかなった、合理的な妥協によって、そして最終的にキプロス島問題の解決によって可能である。キプロス島問題の解決はもはやキプロス島だけでなく、地域の必要性にもなっていることを改めて理解されたい」

 

(2020年1月2日)



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