国連、イエメンでの拷問やレイプ事件を報告

国連国際イエメン代表団のメリッサ・パーク委員は、イエメンでアラブ首長国連邦が管轄する勢力が「秘密の拘留センター」で行っているレイプ事件を文書化したと発言した。

国連、イエメンでの拷問やレイプ事件を報告

 

国連が主導して2017年12月に設けられ、イエメンでの人権侵害を監視および報告するために「著名な国際および地域の専門家」によって構成された3人の代表団は、第2報告を9月3日に発表した。

報告では、サウジアラビアとアラブ首長国連邦が先導する連合軍をはじめとする当事者たちが「戦争犯罪を犯した可能性があり」、「国際法に違反している」と強調された。

サウジアラビアとアラブ首長国連邦の空爆によって民間人が殺害されていると強調された報告では、この両国が民間人から意図的に食料を奪って同国を飢きんに引きずり込んでいるとされた。また、フーシ派も都市を爆撃したり、子どもを兵士として利用したり、イランもフーシ派に武器を供給している可能性があると報告された。

イエメン代表団唯一の女性委員であるパーク委員は、報告に関してアナドル通信社に発言し、イエメンの公式記録では1万人ほどとされている民間人の死亡は真実を反映していないと指摘した。

パーク委員は、同国で戦争が続き、アクセスが制限されていることから正確な民間人の死亡数は予測できていないと述べた。

パーク委員は、現在イエメン人2410万人、つまり人口の80パーセントが生き残るために人道支援を必要としていると述べた。

パーク委員は、名前を伏せてアメリカ、イギリス、フランスをはじめとするサウジアラビアやアラブ首長国連邦に武器を販売している諸国に呼びかけ、「これらの国は紛争当事者への武器販売をやめるべきである」と述べた。

イエメンでフーシ派も含む紛争当事者が一部アクセスが困難な地域に「秘密の拘留センター」を設立していると明かしたパーク委員は、

「女性も含む収監者に拷問が行われている。時にはこれらの収監者に性的暴行が加えられている。アラブ首長国連邦が支援する勢力のレイプ事件も文書化した」と話した。

国際社会にイエメンで戦争犯罪を犯した者たちを問責するよう呼びかけたパーク委員は、

「これは即座に実施されるべきである。なぜなら、この戦争の唯一の被害者は罪なきイエメン国民だからである。今こそ国際社会が何かをすべき時なのである」と話した。

 

(2019年9月4日)



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