ザリーフ・イラン外相 「トランプ米大統領が4年間さらに世界を悩ます可能性は非常に高い」

イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、アメリカのドナルド・トランプ大統領がさらに4年間大統領のイスに座る可能性が高いと発言した。

ザリーフ・イラン外相 「トランプ米大統領が4年間さらに世界を悩ます可能性は非常に高い」

 

外務省から出された発表によると、公式訪問のためストックホルムに滞在中のザリーフ大臣はスウェーデンのマルゴット・ヴァルストローム外務大臣と会談した。

両大臣は、イランと欧州連合(EU)諸国間の貿易のために設立された金融ルート、貿易取引支援機関(INSTEX)、ペルシャ湾の安全保障、核合意、アフガニスタンやイエメンにおける進展を取り上げた。

ザリーフ大臣はまた、スウェーデンのアン・リンデEU貿易担当大臣と核交渉を協議した。

ザリーフ大臣は、8月19日晩にも在スウェーデン・イラン大使館でスウェーデンに暮らすイラン人たちと一堂に会して時事問題における進展に見解を述べた。

大使館での会見でトランプ大統領が再選する可能性に関する質問を受けてザリーフ大臣は、

「保守的な経済政策は長期的にアメリカ経済に利益をもたらすとは見込まれていない。トランプ大統領が4年間さらに世界を悩ます可能性は非常に高い」と述べた。

ザリーフ大臣は、イランとイスラエル間の緊張に関しては、

「イランは、イスラエルにとって非常に大きい。イランで改革派、保守派、または世俗派が政権の座にいることはイスラエルにとって重要ではない。40年間にわたって存続しているイランは、イスラエルにとっては容認しがたい」と見解を述べた。

金融ルートのINSTEXも稼働した場合には良いメカニズムとなるものの、一部問題もはらんでいると述べたザリーフ大臣は、イランが石油の輸出から得ている収益もこのメカニズムに含まれる必要があると語った。

また、8月18日に行った訪問の際にクウェート当局にサウジアラビアがイランとの交渉開始を受け入れた場合にイラン政府はこの用意ができていると語ったことを説明したザリーフ大臣は、

「サウジ当局は奇妙な発言を行っており、『ザリーフ大臣には影響力はない。われわれの問題は(コッズ部隊の)ガーセム・ソレイマーニー司令官とである』と言っている。私も『それではソレイマーニー司令官が皆さんと会談すればよい』というメッセージを送った」と説明した。

外務大臣として就任した時に、当時サウジアラビア外相であったサウード・アル・ファイサル元大臣にイエメン、バーレーン、イラク、シリア、レバノンを含めた会談をすることを提案したと述べたザリーフ大臣は、ファイサル大臣が自身に「アラブ世界はイランとは関係がない」と返答したことを発言に付け加えた。

 

(2019年8月20日)



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