パキスタン、ジャム・カシミール州をめぐり緊急会議を要請

パキスタンが、インドのジャム・カシミール州で抑圧政策を行い、同州の自治構造を変える決定に関し、国連安全保障理事会に緊急会議招集を呼びかけた。

パキスタン、ジャム・カシミール州をめぐり緊急会議を要請

パキスタン外務省のシャー・マヘムード・クレーシ大臣は、ジャム・カシミール州について緊急会議を開くために国連安全保障理事会に書簡を送ったと述べ、インド政府のここ最近の攻撃的な行為は、国際社会からも認められている同州の自治権を意図的に損なうことを目的としていると話した。

クレーシ大臣は、ジャム・カシミール州の地位に関してインドが下した決定は地域平和と国際平和を脅かしていると強調し、この決定は地域で民族浄化などの行為を生じさせかねないと述べた。

インドは差別的イデオロギーを掲げていると非難し、パキスタンはジャム・カシミール州について沈黙しはしないと伝えたクレーシ大臣は、同州でのインドの目的はムスリム人口を少数派に追いやることだと語った。

一方、国連安全保障理事会の議長を務めるポーランド外務省のヤツェク・チャプトヴィチ大臣は、パキスタンとインドの間の緊張は南アジア地域全体に影響を及ぼすであろうこと、国連安全保障理事会の加盟諸国がクレーシ大臣の書簡について協議することを伝えた。

インドは、半世紀以上にわたりジャム・カシミール州に自治を認めてきた憲法第370条を撤廃し、地域の自治権をはく奪した。

インドでジャム・カシミール州を二つの連合に分断する「ジャムとカシミールの再構築案」は、まず連邦議会の上院、ラージャ・サバー(州議会)、その後下院のローク・サバー(人民議会)で可決された。

この決定を非難したパキスタン政府は、インドとの国交のレベルを下げる決定を下し、イスラマバードのインド大使を帰国させるよう要請した。

パキスタンは、インドがジャム・カシミール州に自治を認める憲法の条項を撤廃し、自治権をはく奪したことを受けて、インドとの貿易関係も公式に断った。

 

(2019年8月14日)



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