米が核実験を行っていたマーシャル諸島、放射線量がチェルノブイリや福島の1000倍

アメリカが1946-1958年に核実験を進めた太平洋上のマーシャル諸島の一部エリアで観測された放射線量が、原子力発電所事故が発生したチェルノブイリや福島よりも多かった。

米が核実験を行っていたマーシャル諸島、放射線量がチェルノブイリや福島の1000倍

 

CNNで伝えられた報道によると、アメリカのコロンビア大学によって行われた調査で、アメリカ政府が核実験を67回行ったマーシャル諸島の一部地域の放射線量が原子力発電所の事故が発生したチェルノブイリや福島の1000倍であることが発表された。

研究者たちは、核実験から60年以上が経過しているにもかかわらず実験が行われたマーシャル諸島の4環礁の放射線量が警告レベルにあり、一部地域で観測された値が放射線漏れが発生したチェルノブイリや福島の原子力発電所の周辺で観測された値の10倍から1000倍以上であったと明かした。

マーシャル諸島にあるビキニ環礁で1954年に行われた「キャッスル・ブラヴォー」と呼ばれる水素爆弾テストが第二次世界大戦で日本に投下された爆弾の1000倍以上の威力があったことに注意を引いた研究者たちは、ビキニ環礁で確認された放射線漏れが地域で最も高い量であったと述べた。

ビキニ環礁の住民は1946年に強制的に移住させられ、1960年代にアメリカ政府が島が居住にとって安全であると発表したことを受けて島に戻った人たちは、高い放射線量が原因で再び移住を余儀なくされた。人口の一部はその後の歳月で癌や放射線が原因の病気にかかっている。

アメリカは1946年から1992年までさまざまな場所で合計1054回の核実験を行っている。

 

(2019年7月18日)



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