【シリア】 アサド政権とテロ組織YPGが石油に関して新たな合意

シリアで燃料危機に直面しているバッシャール・アサド政権が、油田の約70パーセントを占領している分離主義テロ組織PKKのシリアにおける派生組織YPGと新たな石油合意を交わした。

【シリア】 アサド政権とテロ組織YPGが石油に関して新たな合意

 

地元筋から得られた情報によると、燃料危機を解決しようとしているアサド政権とテロ組織YPGが原油の販売に関して合意した。

合意によると、テロ組織YPGはイラク国境を見渡すデリゾール東部の農村部に位置するタナク油田から採掘される原油を1バレルあたり41ドル(日本円で約4500円)からアサド政権に販売する。

シリアにある製油所を管轄しているアサド政権軍は、原油を処理して燃料危機を克服しようと計画している。

テロ組織YPGとアサド政権は、昨年(2018年)6月にデリゾールで組織が占領している最大の油田の1つであるアル・オマル油田から採掘される石油を売買することで合意している。

アサド政権とテロ組織YPGは、約2年前にシリアで組織が占領しているハサカにある油田から採掘される石油の収益を共有する決定を下している。

アメリカが支援している同テロ組織は、シリアの油田の約70パーセントを占領している。

イラク国境を見渡すデリゾールには同国最大のエネルギー源がある。都市を2つに分けるユーフラテス川の東部は、シリア最大の油田を構成する11の油井を備えている。

この油田は、推定計算によるとシリアのエネルギー源の約3分の1を占めている。

テロ組織はデリゾール北東部の農村部にある最大の天然ガス施設コニコを2017年9月23日に制圧し、2017年10月22日にはシリア最大の油田アル・オマル油田を占領している。

 

(2019年5月27日)



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