マクロン仏大統領、サラージ・リビア国民合意政府大統領評議会議長と会談
フランスのエマニュエル・マクロン大統領が昨日(5月8日)、リビア国民合意政府大統領評議会のファイズ・サラージ議長と会談した。

エリゼ宮殿(フランス大統領府)は、マクロン大統領とサラージ議長の会談に関し書面発表を行った。
発表で、
「マクロン大統領は、フランスは(リビアの)国民合意政府への支援を改めて表明し、協力を続けていくと述べた」と伝えられた。
発表によると、マクロン大統領は、国連の保護下でリビアに平和が訪れるよう、支援していくと述べた。
マクロン大統領とサラージ議長は、市民層も含め、東部、南部、西部のあらゆる組織との対話を拡大し、深化させることの重要性にも触れた。
マクロン大統領は会談で、リビアの問題は軍事力によって解決されるものではないと述べた。
発表で、
「マクロン大統領は、何らかの条件を設けずに停戦を確保し、市民を保護することが必要であると強調した。そこで、国際的監視下で停戦の範囲を確定しなければならないとの提案がなされた」と述べられた。
フランスは、ガッサン・サラメ・リビア担当国連特別代表による仲介を支持していると伝えられた。
サラージ議長は、ヨーロッパ歴訪の内容として、一昨日(5月7日)にローマでイタリアのジュゼッペ・コンテ首相、ベルリンでドイツのアンゲラ・メルケル首相と会談している。
(2019年5月9日)
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