【シリア】 アサド政権の支配地域で石油不足が深刻に

シリアのバッシャール・アサド政権が支配するエリアで石油危機が発生した。

【シリア】 アサド政権の支配地域で石油不足が深刻に

 

分離主義テロ組織PKKのシリアにおける派生組織YPGが同国の油田の70パーセントを占領していることが危機の主な理由に挙げられている。

内戦前には採掘された石油を精製して燃料の需要を満たすことができていたシリアでは、アサド政権が支配する地域で最近これに関して危機が発生している。

アサド政権とテロ組織間で石油の取引が行われているものの、石油を製造する製油所が戦争によって破壊されたことが原因で石油から燃料を得ることが妨げられている。

ダマスカス、アレッポ、ラタキア、タルトゥース各県ではガソリンスタンドの前では車数百台が列を成している。

都市中心部で交通渋滞が発生する一方、車の所有者は列に並んで徹夜している。

危機が勃発したことを受けてアサド政権は国民に充填カードを支給し、指定された時間帯に一定量のガソリンを取得する権利を付与した。

これによると、乗用車の所有者には5日間に1度合計20リットル、商用車の所有者には48時間に1度合計20リットルのガソリンが販売される。

アサド政権が必要な措置を講じていないと考える国民は、危機が続くことを懸念している。

供給不足に加えて内戦の出費もインフレの原因となっている。

ある筋は、燃料危機がこのような形で続いた場合、アサド政権が支配する地域にあるパン屋が多数機能不全に陥ると述べている。

1月にもアサド政権が支配する地域でキッチン用のガスボンベの不足が発生している。市民はキッチン用のガスボンベを確保するために流通センターの前で何日間も列に並んでいた。

 

(2019年4月16日)



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