カザフ大統領職、トカエフ氏に移譲
カザフスタンのヌルスルタン・ナザルバエフ初代大統領が昨日(3月19日)電撃的な辞任を発表した後、大統領職を暫定的に引き継いだカシム・ジョマルト・トカエフ上院議長が宣誓した。
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29年間務めた大統領職を辞任したナザルバエフ氏の残りの任期が終了するまで権限を引き継ぐトカエフ氏は、議会で宣誓し、大統領に就任した。
トカエフ氏は、2020年までカザフスタンの暫定大統領を務める。
ナザルバエフ氏が大統領職を辞任する決定を発表した国民への演説の中で、「カザフスタンの統治について信用できる人物であると確信している」と述べたトカエフ氏は、ソ連共産党とカザフスタン外務省で重要な任務を務めてきた。
トカエフ氏は、ロシア語、英語、中国語、フランス語を知っている。
カザフ語表記のキリル文字からローマ字への転換を支持したトカエフ氏は、終身刑や死刑にまで至る麻薬密売業者の厳罰を提案していた。
トカエフ氏は、麻薬をめぐる活動は国益を脅かすテロリズムと同等であると述べていた。
また、トカエフ氏は、ユーラシア経済連合に関する統合を支持していることでも知られる。
(2019年3月20日)
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