【オーストリア】 通知表から「イスラム」の表現が削除される

オーストリアで、通知表で選択授業の宗教と学生の宗教所属を示す部分に記載された「イスラム」という表現が削除された。

【オーストリア】 通知表から「イスラム」の表現が削除される

その代わりに、同国のムスリムを代表するオーストリア・イスラム教団の略称である「İGGÖ」が記載された。

オーストリアに暮らすムスリムたちは、この決定に抗議した。

ムスリムをはじめアカデミシャンや様々な市民団体が、公式文書から「イスラム」の表現が削除されたことはムスリムに対する大きな差別であるとの意見を述べている。

オーストリア・イスラム教団は、この行為により、イスラムという表現が公式文書から少しずつ消されていきかねないと指摘した。

イスラムという言葉の代わりに、政府がふさわしいとみなした略称が身分証明書に使用されることは容認できないとも強調された。

70万人以上のムスリムが暮らすオーストリアで、極右政府が前もってこのことを公表しなかったことも、悪意ある取り組みであるとされている。

同国の様々な市民団体は、署名運動を行い、当局に送付するために嘆願書を作成して抗議の意思を伝えている。

 

(2019年2月9日)


キーワード: オーストリア , ムスリム

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