【ジャマル・カショギさん殺害】 サウジ外相「トルコには引き渡さない」

サウジアラビアのアーデル・ビン・アフマド・アル・ジュベイル外務大臣が、サウジアラビア国籍のジャーナリスト、ジャマル・カショギさん殺害事件に関与したサウジアラビア国民をトルコに引き渡さないと表明した。

1104221
【ジャマル・カショギさん殺害】 サウジ外相「トルコには引き渡さない」

 

 

 

ジュベイル外務大臣は、サウジアラビアの首都リヤドで開催された第39回湾岸協力会議の閉幕の際に行われた記者会見で、トルコでジャマル・カショギさんが殺害されたことに関して進められている捜査の過程で出された拘束決定について触れ、サウジアラビアは、カショギさん殺害に関与した国民をトルコに引き渡さないと発言した。

「犯罪者の身柄は検察に贈られた。裁判に関してはコメントしない。検察には報道官がいる」と発言したジュベイル外務大臣は、サウジアラビアは捜査の助けになるあらゆる証拠を公開すると表明した。

ジュベイル外務大臣は、サウジアラビアは何ひとつ隠しておらず、捜査された多くの犯罪同様、手にしたあらゆる情報を公表すると表明した。

 

 

最期の言葉は「息ができない」

ジャマル・カショギさんの最期の言葉は「息ができない」だったことが判明した。

アメリカのCNNテレビは、カショギさん殺害事件の捜査についての説明を受け、カショギさんの最期の瞬間の音声記録の書き起こしが翻訳されたものを読んだ関係者からの話を報じた。

カショギさん殺害は、素人的に実行されたものではなく、最初から計画されていたと話した関係者は、カショギさんは自分を殺害しようとした者らに抵抗したことを明らかにした。

音声記録の書き起こしの翻訳には、カショギさんの遺体がのこぎりで切断されたとことや、遺体を切断するときには音楽を聴くよう勧められたことも記載されている。

また、殺害後に何回も電話のやりとりが行われ、状況報告が行われていたことも記載されている。

 

 

 

 

■■■ ジャマル・カショギさん殺害事件(大まかな経緯) ■■■

 

2018年10月2日

アメリカの新聞『ワシントン・ポスト』のコラムニストでサウジアラビア国籍のジャーナリスト、ジャマル・カショギさんは、婚姻手続きのために訪れたイスタンブールにあるサウジアラビア総領事館の中に入った後、行方がわからなくなった。

 

2018年10月20日

サウジアラビア政府が、「カショギさんはサウジアラビア総領事館の建物の中で発生した激しい喧嘩の末死亡した」と発表した。

 

2018年10月23日

レジェプ・ターイプ・エルドアン大統領が、「手元にある証拠はカショギさんが計画的殺害の犠牲になったことを示している」と発表した。

 

2018年10月31日

イスタンブール検察が、「カショギさんはサウジアラビア総領事館に入ってすぐに絞殺された。遺体はバラバラに切断されて処分された」と発表した。

 

2018年11月15日

サウジアラビア検察が、「カショギさんの遺体は、サウジアラビア総領事館の中でバラバラにされた後、運び出された」と発表した。

 

2018年12月4日

CIA(アメリカ中央情報局)から説明を受けたアメリカの上院議員たちが、「カショギさん殺害命令を出したのはサウジアラビアのムハンマド・ビン・ムハンマド皇太子」であることを確信したことが報じられた。

 

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、カショギさん殺害後、批判の的となっている。

 

 

 

 

(2018年12月10日月曜日)

 

 

 

 



注目ニュース