アムネスティ・インターナショナル、ギリシャにいる移民女性に関する報告を作成
アムネスティ・インターナショナルは、ギリシャにいる移民の女性や子どもたちに関する報告を作成した。
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10月6日に発表された報告では、移民の危険な旅路のほか、上陸した際に直面する条件や危険が明らかにされた。
アムネスティ・インターナショナルは、「未来を自分で決めたい、祖国から引き離されてギリシャにやって来た女性たちが声を高めている」と題する報告を作成するため、ギリシャにあるキャンプに滞在する100人以上の女性や少女と対面した。
驚くべき供述が掲載された報告では、ギリシャに避難した女性や少女たちの生活条件やキャンプでの危険が語られた。
報告では、キャンプの混雑が強調された。
「約6400人を想定して設計された5島にあるキャンプに1万5500人以上が暮らしている」と述べられた。
アムネスティ・インターナショナルの報告では、人権侵害を克服するための10の具体的な要求も掲載された。
移民の女性たちは、まともな宿泊施設、暴力の危険にさらされている女性の保護、安全で法的な移民の受け入れといった要求を行っている。
アムネスティ・インターナショナルのクミ・ナイドウ事務総長は報告に関して発言し、欧州政府が移民に安全で法的な道を確保することを避けていると語った。
ナイドウ事務総長は、
「この状況は、女性や少女たちが恐るべき虐待にさらされるリスクも高めている」と述べた。
(2018年10月7日)