グランディ国連難民高等弁務官 「ロヒンギャ族の帰国は非常に困難」

フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は、ミャンマー・ラカイン州のムスリム、ロヒンギャ族の帰国は不可能ではないとしても非常に困難であると発言した。

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グランディ国連難民高等弁務官 「ロヒンギャ族の帰国は非常に困難」

 

バングラデシュのコックスバザールにあるロヒンギャ族難民のキャンプを訪問したグランディ弁務官は、キャンプ訪問の際に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の公式フェイスブック(Facebook)アカウントから行われたライブ放送で印象をシェアした。

地域にあるキャンプを危機が始まったばかりの2017年9月に訪問したことを振り返ったグランディ弁務官は、

「ここは世界で最も多くの難民が最も集中して暮らすキャンプである」と見解を述べた。

グランディ弁務官はキャンプにある学校を訪問したことに注意を促し、

「キャンプにある学校には組織された教育システムはない。生徒たちは1日たった2時間だけ数学と英語の授業を受けることができ、6歳と9歳の子どもが同じクラスで授業を受けている」と話した。

世界銀行のジム・ヨン・キム総裁も7月2日にコックスバザールにある難民キャンプを訪問したことを振り返ったグランディ弁務官は、世界銀行はここにいる難民や地元住民の教育のために大支援を行うと語った。

この支援が有効に利用されることが必要であると指摘したグランディ弁務官は、

「ここにいる子どもたちがロストジェネレーションになることを許してはならない」と述べた。

グランディ弁務官は、ロヒンギャ族の帰国に向けて国連とそのほかの機関は努力したと明かし、

「しかし、現在ミャンマーでの進展は非常に不十分である。この条件下で人々が家に戻ることはできない。ロヒンギャ族の帰国は不可能ではないとしても非常に困難である」と述べた。

 

(2018年7月3日)



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