国連代表団、ロヒンギャ族を訪問

アントニオ・グテーレス国連事務総長と世界銀行のジム・ヨン・キム総裁は、バングラデシュのコックスバザールにある難民キャンプを訪問してミャンマー・ラカイン州のムスリム、ロヒンギャ族と一堂に会した。

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国連代表団、ロヒンギャ族を訪問

 

グテーレス事務総長は訪問に関してツイッター(Twitter)に投稿を行い、

「コックスバザールで、最近ミャンマーを逃れてここに避難してきたロヒンギャ族の難民から信じがたい殺人やレイプの話を聞いた。ロヒンギャ族はただ、正義と安全に家に帰ることを求めている」と述べた。

グテーレス事務総長は、難民と一緒に撮った写真もシェアした。

キャンプを訪問した国連代表団に参加しているフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官もツイッター上で、

「クトゥパロング・キャンプにいる難民たちは、グテーレス事務総長とキム総裁に国籍、行動の自由、労働権やサービス享受権が確保されない限り、祖国には戻らないと語った」とするメッセージをシェアした。

国連代表団は、ロヒンギャ族の難民と会見するため7月1日にバングラデシュの首都ダッカを訪問している。

代表団は、7月2日朝に難民キャンプがあり、ミャンマー・バングラデシュ国境に位置するコックスバザールに移動した。

赤十字国際委員会(ICRC)のピーター・モーラー会長とバングラデシュのハサン・マームード・アリ外務大臣も代表団に同行している。

国連によると、2017年8月25日以降、ラカイン州を逃れてバングラデシュに避難した人の数は70万人以上となった。

国際人権組織は、公表した衛星画像によって数百の村が破壊されたことを証明した。

国連と国際人権組織は、ロヒンギャ族に対する暴力を「民族浄化」または「大量虐殺」と呼んでいる。

国際メディアと支援組織のラカイン州への立ち入りを厳しく制限しているミャンマー政府は、ロヒンギャ族の帰国に関して交わした合意も履行しなかった。

人権組織は、必要な安全な環境が確保されずにロヒンギャ族がミャンマーに戻れば、新たな民族浄化運動の原因となると懸念している。

 

(2018年7月2日)



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