ロウハニ・イラン大統領に対し変わった主張を掲げる本

イランのハサン・ロウハニ大統領に対し、変わった主張を掲げる1冊の本が、インターネット上で拡散した。

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ロウハニ・イラン大統領に対し変わった主張を掲げる本

超保守派として知られる研究者で作家のカムラン・ガザンフェリ氏が執筆した「ある視点から見たハサン・ロウハニ」という著書は、文化イスラム指導省から出版許可を得られなかった。

インターネット上で電子書籍として拡散したこの本で、ロウハニ大統領は「シャーの時代(王朝時代)の情報機関SAVAKと組み、アメリカのもとでイスラム共和国を抹消する活動をした」との非難を受けている。

この本で、ロウハニ大統領は大統領として資質を備えていないとされ、議会はこの問題を調査する必要があると述べられている。

イラン国営新聞「Iran」のこの件に関するニュースでは、この主張は「事実無根」とされた。

ロウハニ大統領に対し、この変わった主張を掲げた本「ある視点から見たハサン・ロウハニ」がインターネット上で拡散すると、たちまち反発の声が上がった。

この主張に関し、イラン国営新聞「Iran」に発言したマスメ・エブテカール副大統領兼女性・家族問題担当は、政府は批判を受け入れはするが、「政権打倒の企て」は容認しないと述べた。

エブテカール副大統領は、ロウハニ政権に対するこのような企ては組織的な支援を受けていると述べ、関連する諸機構に捜査を開始するよう呼びかけた。

イランの改革派政治家でジャーナリストのムハンマド・イトリヤンフェル氏も、この主張はロウハニ大統領とその政権を脆弱化させる目論見を含んでいると述べた。

イトリヤンフェル氏は、「ロウハニ大統領とその政権に対し、クーデターを起こそうと常に狙うような目論見は、政治の場では今や病的なものである。保守派は政権打倒の動きに対抗すべきだ。」と語った。

保守派として知られるジャーナリストでイラン史研究局長官のアッバース・セリミ・ネミン氏も、ロウハニ大統領に対するこの主張に反発した。ネミン氏は、

「非理論的な発言をする者がおり、その発言を受け入れる者はいない。このような主張を行っているのはイランの一体性を害そうとする者らだ。」と述べた。

 

(2018年6月23日)



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