【イラク】 モスルで皮膚疾患患者が確認、対DEASH作戦の影響か

イラクのモスルに暮らす約450人に、戦争の遺物に起因すると見られる皮膚疾患の症状が見られた。

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【イラク】 モスルで皮膚疾患患者が確認、対DEASH作戦の影響か

 

ニノワ保健総局に勤務するアミール・ズヌーン医師は、移動式医療チームがこの1週間にモスルの西部地域にあるモスル・ジャディーダ、アル・リサーラ、アル・アルーバ、アル・ファルーク、ザンジリ、アッ・サウラ、スーハで、女性や子どもも含む約450人の皮膚に傷を確認したと語った。

傷の原因は民間の研究室で行われる検査のあとに判明する可能性があると語ったズヌ-ン医師は、これは湿疹である可能性があると述べた。

ズヌーン医師は、患者の皮膚にはっきりした症状があり、体のさまざまな部分に小さな赤い斑点や湿疹が確認されたと述べ、この症状が患者の動きを制限していると述べた。

この疾患が広まった最初の原因が、化学物質にさらされたこと、戦争の遺物と接触、軍用弾薬で使用される材料に起因する大気汚染や水質汚染であることに注意を促したズヌーン医師は、この地域で行われたテロ組織DEASH(ISIL)対策でさまざまな武器が使用されたことを振り返った。

モスルにあるサラーム病院の医師の1人、ラシャド・アル・ジュブリ医師も、患者の治療に使用される医療物資が不足していると語り、

「モスル西部にある医療センターは戦闘後に倒壊し、サービス不可能な状況となった。地域に本格的な病院や先進的な医療センターがないため、市民の健康状態は継続的に悪化している」と述べた。

アル・ジュブリ医師は、この疾患は伝染し、関係当局が注意しない場合、何百人もの人が命を失う可能性があると強調した。

イラクのハイダル・アル・アバーディ首相は、約9か月続いた軍事作戦の結果、7月10日にモスルがDEASHから一掃されたことを宣言している。

 

(2017年12月18日)



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