【カタール国交断絶】 サウジアラビアがカタールへの禁輸を緩和

カタール国家人権委員会のアリ・ビン・サミーフ・アル・マーリ委員長は、サウジアラビアがカタールに行っている禁輸に前向きな緩和が生じたと語った。

【カタール国交断絶】 サウジアラビアがカタールへの禁輸を緩和

 

マーリ委員長は首都ドーハで記者会見を行い、サウジアラビアがカタールに行っている違反行為に前向きな緩和があると明かしたものの、当該の緩和は不十分であるとし、禁輸を適用している他国(アラブ所長国連邦、エジプト、バーレーン)が同様の姿勢を取っていないと述べた。

マーリ委員長は、サウジアラビアが以前、カタールを退去するために2週間の猶予を設けたカタール居住者、労働者、不動産所有者の自国民にカタール滞在を許可し、さらにカタールで学ぶサウジアラビア人学生がカタールに入国、かつサウジアラビアで学ぶカタール人学生もサウジアラビアへ入国することを許可したと語った。

問題の緩和は「明白」ではないと伝えたマーリ委員長は、この理由をカタールに不動産を持つサウジアラビア人にカタール入国が許可される一方、サウジアラビアに不動産を持つカタール人のサウジアラビア入国が許可されていないことに関連付けた。

サウジアラビアとは逆に、アラブ首長国連邦やバーレンがカタールに適用している制裁を強化していると述べたマーリ委員長は、アラブ首長国連邦がカタール人学生を差別していると語った。

また、禁輸が始まった期日からこれまでにカタール国家人権委員会が3269件の苦情を受けたことを指摘したマーリ委員長は、カタール人投資家から受けた苦情の数は984件で、このうち607件がサウジアラビア、331件がアラブ首長国連邦、46件がバーレーンに関するものであったと伝えた。

マーリ委員長は、カタールに禁輸を適用している諸国が不動産所有者や投資家の状況を改善しようとしないのは、アラブ首長国連邦をはじめとする当該の諸国で投資のための安全な法基盤が欠如していることを示していると述べた。

 

(2017年8月13日)



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