国連、シリア問題協議のため臨時会合

国連安全保障理事会は、シリアを協議するため再び臨時会合を開いた。

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国連、シリア問題協議のため臨時会合

 

アメリカ、イギリス、フランスの呼びかけで行われた会合では、アレッポで戦争犯罪が犯されていることでアサド政権を支援したことにより、欧米諸国がロシアを非難した。

会合の始めに発言したスタッファン・ド・ミストゥラ国連シリア特別顧問は、シリア政権が一方的に紛争停止合意が終了したと宣言し、激しい攻撃を開始したと明かした。

ド・ミストゥラ顧問は、政権とロシアがテロを言い訳にアレッポへの攻撃を行っていることも批判し、

「20万人以上の人間がテロリストであるはずがない。」と話した。

この戦争の勝利者はいないと強調したド・ミストゥラ顧問は、

「もし解決策が確立されなければ、どちらの側も紛争に勝つことはなく、結局シリアは国民を失うことになる。」と述べた。

ド・ミストゥラ顧問は、紛争停止合意が再び適用されることを保証するよう国連安全保障理事会加盟国に呼びかけた。

辞任を求める声にも答えたド・ミストゥラ顧問は、

「もし辞任すれば、これはシリア国民に国際社会が自分たちを見捨てたとの合図を与えることになる。このため、辞任はしない。」と述べた。

アメリカのサマンサ・パワー常任国連大使も、アレッポ東部で人々が爆撃され、民間人が死亡し、包囲によって反体制派が統制する地区が食糧不足と水不足に見舞われていると話した。

水を戦争武器として使用しないようロシアに要求したパワー大使は、

「ロシアがシリアで行っているのはテロとの戦いではなく、野蛮行為である。」と話した。

フランス大使も、攻撃を一刻も早く止め、停戦回復に向けて監視メカニズムが確立されるようロシアとアサド政権に呼びかけた。

欧米諸国の大使たちは、シリアで戦争犯罪を犯したことでロシアを非難し、無処罰に処されないよう呼びかけた。

ロシアは、実際は反体制派がアレッポで欧米諸国が与えた大砲を使っていると主張し、「停戦に向けて一方的な歩みは取らない。」と述べた。

シリアでの停戦回復がほぼ不可能になったと述べたロシア大使は、実は平和を望んでいないのは欧米諸国であると主張した。

潘基文(パン・ギムン)国連事務総長も、キプロスに関して行った報道発表で、アレッポでこれまで見られなかった爆撃が起こっており、暴力が新たな野蛮行為の次元に達したと話した。

パン事務総長は、起こっていることが戦争犯罪の次元に達したと警告した。

 

(2016年9月26日)



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