国連事務総長、シリア問題で各国に呼びかけ

潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は、シリアで民間人や支援スタッフへの攻撃の激化に対する捜査に向けて方法を模索していると明かした。

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国連事務総長、シリア問題で各国に呼びかけ

 

パン事務総長は、国連安全保障理事会で開催されたシリア会議でスピーチし、人道支援車両に行われた攻撃に反発を示した。

「シリアで発生している悲劇は、皆の恥である。」と述べたパン事務総長は、シリア問題における不首尾とこの国で発生している悲劇が全理事会加盟国を不快にさせる必要があると話した。

人道支援車両に対して行われた攻撃に触れたパン事務総長は、

「2日前にシリア赤新月社と国連の車両に行われた凶悪な攻撃は、多数の犠牲者を出し、国連の支援を停止する原因となった。民間人に対するこの、そして同様の虐殺が真剣に捜査されるため、選択肢を考察している。」と述べた。

デイル・エッズールでアメリカ先導の連合軍の攻撃の結果発生した死傷者にも懸念を抱いており、アメリカがここで行われた過ちを即座に認めるようメモしたと述べたパン事務総長は、この件でより多くの情報を得ようとしていると伝えた。

パン事務総長は、停戦確保の要請を繰り返し、当事者に影響力のある安全保障理事会加盟国が行動を起こすよう呼びかけた。

シリアの一部地域における飛行禁止に関する要請を支持したパン事務総長は、次のように続けた。

「この会議は、紛争の停止、アレッポとその他地域への人道支援の到達、シリア戦闘機の不飛行、DEASH(ISIL)やアル・ヌスラ戦線に対する共同前線の構築の観点からチャンスである。これを行うことができれば、政治交渉への扉が開かれる。」

パン事務総長は、政治交渉に関し、

「公式交渉が一刻も早く開始されるよう、スタッファン・ド・ミストゥラ・シリア特別代表に緊密な取り組みを行うよう要請した。」と述べた。

パン事務総長は、シリアで犯されている戦争犯罪と人権侵害が国際刑事裁判所に回されることに関し、国連安全保障理事会に再び呼びかけ、「指揮系統にいる政府官僚は司法の前に出されるべきである。」との見解を述べた。

 

(2016年9月21日)



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