チャンクルの化石発掘地から850万年前のダチョウの卵発見

トルコ中部のチャンクル県で、なんと「850万年前のダチョウの卵」が見つかった。

チャンクルの化石発掘地から850万年前のダチョウの卵発見

 


 

トルコ中部チャンクル県にある乾燥地生息脊椎動物化石発掘地から、850万年前のダチョウの卵が発見された。

 

乾燥地生息脊椎動物化石発掘地は、チャンクル県のチャンクル~ヤプラクル間自動車道沿いにあり、1997年より発掘調査が行われている。

 

トルコの首都アンカラにあるアンカラ大学言語歴史地理学部人類学科のアイラ・セヴィム・エロル教授の主導のもと行われている発掘調査は、今年(2019年)、10人のスタッフが参加している。

 

乾燥地生息脊椎動物化石発掘地からはこれまでにも850万年前のものとされるさまざまな物が発見されているが、今年(2019年)の発掘調査ではダチョウの卵が見つかった。

 

 

 

 

 

 

 

エロル教授によると、発掘調査で、象、サイ、馬、豚、キリン、ヤギ、鹿、羊、カワウソ、剣状の犬歯を持ったサーベルタイガー(剣歯虎)の類の動物など、30種類以上の化石が発見されたが、ダチョウの卵が発見されたのは初めて。

 

エロル教授たちが発見したのはダチョウの卵の小さな殻の一部で、「他に発見されたものと同じ時期のもので、850万年前のもの」だと言う。

エロル教授は、「ダチョウは広いエリアにより多く生息する。従い、ここはダチョウが生きることができるようなエリアだったことがわかる」と話す。

 

これまでに発見されたさまざまな化石から、このエリアには非常に多くの動物が生息していたことがわかると話すエロル教授は、「チャンクルでは、今日のような乾燥状態は800万年前から900万年前には見られなかった。当時は広大な森林や水のエリアがあったのではないか」と推測している。

 

発掘調査の参加者のひとり、ヒティット大学人類学科の研究員エルハン・タルハンさんによると、850万年前のダチョウの卵は他の化石のそばにあった。

「ダチョウの卵は壊れやすいため、そっと掘り出して研究室に運んだ」と明かしたタルハンさんは、「研究室で、細い筆などを使って、ついていた土や石などを取り払いきれいにした。その後、張り合わせてひとつにし、調査ができる状態にした」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年8月14日 水曜日

文責: 浅野涼子 (ryoko.asano@trt.net.tr)

 

 

 

 



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