【「世界猫の日」に寄せて】 ワン猫、実は耳が聞こえていた

右の目と左の目の色が違い、「耳が聞こえない」ことで世界中で有名なワン猫は、実はその8割以上が耳が聞こえていたことが判明した。

【「世界猫の日」に寄せて】 ワン猫、実は耳が聞こえていた

 

 

 

トルコ東部ワン県にあるワン・ユズンジュユル大学ワン猫研究センターが、7月のはじめに衝撃の調査結果を発表した。

 

それによると、右の目と左の目の色が違い、「耳が聞こえない」ことで世界中で有名なワン猫の耳は、実はとてもよく聞こえていた・・・らしい。

 

 

ワン猫研究センターは、医学部のサポートのもと、6年もの長い年月をかけて300匹以上の猫を調査した結果、ワン猫は最も小さい音でさえも聞くことができることを突き止めた。

 

 

 

 

 

ワン・ユズンジュユル大学のハムドゥッラー・シェヴィル学長は、調査結果は非常にエキサイティングであると言い、「ワン猫の聴覚についてこれまでに知られていたことは事実ではなく、頭に模様がついているワン猫の耳の聞こえは非常に良いことが確認された。調査の結果、ワン猫は聴覚障害を持っていないことが明らかになった」と話した。

 

 

ワン猫研究センターのセンター長を務めるアブドゥルラー・カヤ教授は、調査は非常に骨の折れる作業だったと明かした。

カヤ教授は、「当センターはトルコの東部と南東部で猫の聴覚について調査している唯一の研究所だ。最新テクノロジーを使用して活動している。この調査は6年かかった。300匹以上の猫を調べた。確かな結果を得ようということで、母親猫と父親猫が聴覚障害を持っていない猫について調べた。毎年調査し、このデータに新しいデータを追加していく」と話した。

 

カヤ教授は、「『ワン猫は耳が聞こえない』という間違った認識を変えるために調査をしている。これまでにワン猫の聴覚についての科学的なデータは存在しなかった」と言い、調査結果について次のように説明した。

 

 


《6年間にわたるワン猫の聴覚に関する調査結果》

 

・聴覚障害を持っているワン猫の割合は14.33パーセントである。

・青い目のワン猫は聴覚障害を持つ傾向がより高い。

・頭に黒い模様があるワン猫には聴覚障害がない。

・ワン猫の86パーセントは、聴覚が非常に良い。

・世界に2割近くいる白猫の品種の中で聴覚障害を持つ割合が最も低いのはワン猫である。

・ワン猫の63パーセントは、人間が聞くことのできるぎりぎりの最小の音0デシベルでさえも聞こえる。

 

 


カヤ教授は、「ワン猫についての間違った認識が今後変わっていくだろうと信じている。最も小さい音でさえも聞くことができるワン猫が『聴覚障害』だと言われることは、我々にとって不幸なことだった。我々はこれがそうではないことを証明した」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

ワン猫は、2006年4月22日に発行された官報により、ワン県固有の猫でありトルコ共和国の国家品種であることが認められ、すべての特徴が記録されている。今回の調査結果はこの記録に追加される。

 

 

 

2019年8月8日 木曜日
文責: 浅野涼子 (ryoko.asano@trt.net.tr)

 

 

 

 



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