トルコと日本の友好の発祥地、串本から生まれたひとつのトルコと日本の愛

トルコと日本の友好の発祥地、串本町(くしもとちょう)初の外国人職員、アイシェギュル・アルカンさんが日本国民と結婚し、生まれ故郷で結婚式を挙げた。串本町に住むトルコ国民と日本国民の結婚は初めてではないかと思われる。その結婚式の様子をトルコのアナドル通信が取材した。

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トルコと日本の友好の発祥地、串本から生まれたひとつのトルコと日本の愛

 

 

 

アナドル通信の取材によると、2015年に串本地域おこし協力隊の隊員および串本町初の外国人職員として臨時採用され、日本の和歌山県東牟婁郡(ひがしむろぐん)串本町に赴任したアイシェギュル・アルカンさん(27)は、同じ町で働く伊藤卓洋(いとう たくひろ)さん(32)と2年前に、串本町トルコ文化協会の主催、串本町教育委員会の後援により行われ、アイシェギュル・アルカンさんが講師を務めるトルコ語講座で知り合った。走るのが好きなふたりは、マラソン大会などを通じて親しくなり、交際をはじめた。そして、結婚を決めた。

 

 

 
 

2017年の秋に入籍したふたりは、それから数か月後の1月31日、アイシェギュル・アルカンさんの故郷、アイドゥン県のあるサロンで結婚式と披露宴を行った。

アイシェギュルさんの父親のネヴザトさん、母親のエミネさん、妹のグルジャンさんとジャンスさんに見守られるなか行われた結婚式と披露宴には、日本から串本町トルコ文化協会の丸石恵子代表も出席した。​

アナドル通信はこの様子を、「日本人婿『ムスタファ』がトルコ式結婚式で結婚」というタイトルで報じた。

 

 

アイドゥン県のあるサロンで行われた結婚式と披露宴で、エーゲ海地方の民族衣装を着た伊藤卓洋さんは、エーゲ海地方の民族舞踊で勇壮な男の踊りとして有名な「ゼイベキ」を披露した。

 

 

その姿は会場中の注目を浴び、携帯電話で写真やビデオを撮る人が続出した。

 

 

 

ある出席者から入手した情報によると、結婚式と披露宴の後に、「クナの夜」という、本来は結婚式の前夜に行われる伝統的な儀式も行われたとのことである。

 

 

☆☆☆ 「クナの夜」とは ☆☆☆

「クナの夜」はトルコの伝統的な儀式のひとつで、トルコ語で「クナ・ゲジェシ」と言い、「ヘナの夜」という意味がある。

結婚生活が幸せなものであることを願い、花嫁の手にクナ(ヘナ)という染料が塗られる。花嫁はクナ(ヘナ)をつけたまま一晩過ごす。

伝統的な「クナの夜」は、結婚式の前夜に女性だけで行われると言われているが、最近では結婚式の当日に行われることもあるようである。また、花婿側が参加することもある。

 

 

 

昨年(2017年)イスラムの信者になり、トルコ・ネームは「ムスタファ」であるとアナドル通信の記者に明かした伊藤卓洋さんは、「とても、とても、とても嬉しい」と、結婚した喜びを口にした。

 

ゼイベキは初めて踊ったと言う伊藤卓洋さんは、「とてもドキドキしたが、よかった。とても楽しかった」と感想を話した。

 

串本町トルコ文化協会は公式Facebookページで、伊藤卓洋さんが踊ったゼイベキが伊藤卓洋さんとアイシェギュル・アルカンさんのお父さんとアイドゥンの人々の心をひとつにしたように感じるとコメントし、「伊藤くん、ようがんばりました」とねぎらった。

 

 

 

アイシェギュル・アルカンさんと、「トルコとトルコの人が大好き。とても親切な人たちだ」と話す伊藤卓洋さんは、2月11日に串本町で日本式の披露宴を行う予定である。

 

 

アイシェギュル・アルカンさんは、2015年10月12日、テレビ和歌山の山田みゆきアナウンサーと共にTRT日本語ラジオに出演したことがある。

 

 

 

(2018年2月1日 文責: 浅野涼子)

 

 

 



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