【新型コロナウイルス】 世界最大規模の日本語能力試験「JLPT」の日本実施が中止に

新型コロナウイルスの影響により世界各地でさまざまなイベントや試験が中止や延期に追い込まれているが、日本語の能力を測る試験として世界最大規模の日本語能力試験(JLPT)もそれに巻き込まれた。

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【新型コロナウイルス】 世界最大規模の日本語能力試験「JLPT」の日本実施が中止に

 

 

 

日本(にほん)で日本語能力試験(JLPT、ジェイ・エル・ピー・ティー)を実施している日本国際教育支援協会が5月18日、公式ウェブサイトで、7月5日日曜日に実施される予定だった2020年第1回日本語能力試験の中止を発表した。

 

日本国際教育支援協会は中止を決定した経緯について、「これまで試験実施に向けて準備を進すすめてきたが、新型コロナウイルス感染症の現状は依然予断を許さぬ状況にある。このような状況下で試験を実施することは、受験者の安全確保と新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から非常に困難である」と判断したと説明した。

 

発表によると、受験料は出願者に2か月から3か月ほどで返金される。

2020年第1回日本語能力試験の中止のお知らせと返金方法

 

 

日本語能力試験の日本国外の実施都市は、トルコのアンカラとイスタンブールを含め、一部の実施都市で既に中止が発表されている。

 

 

 

 

《日本語能力試験》

 

日本語能力試験(英語名:Japanese Language Proficiency Test 略称:JLPT、日能試)は、日本国際教育支援協会と国際交流基金の主催により1984年から実施されている、日本語を母語としない人を対象に日本語能力を測定・認定する検定試験で、日本語を母語としない人たちは誰でも受験可能である。日本語を母語としない人を対象とした日本語の試験としては最も受験者が多く、世界最大規模の日本語試験として知られている。試験は毎年7月と12月の第1日曜日に世界で一斉に実施されている。試験が年に1回の国や地域もある。

 

国際交流基金によると、初めて試験が実施された1984年には、世界15か国・地域で約7000人が受験した。2018年は日本全国と85か国・地域 、249都市で100万人以上が受験した。

 

トルコでは、2016年までは毎年12月に首都アンカラで試験が実施されていたが、2017年より7月と12月の2回実施されることになった。2018年からは7月の試験はイスタンブールでも実施されることなった。現在、7月はアンカラとイスタンブール、12月はアンカラで実施されている。受験の申し込みは2014年よりオンラインで受け付けが行われている。

 

レベルはN1からN5まで5つあり、N1が最も難しい。漢字のレベルで例えれば、N1合格者は常用漢字表がひと通りマスターできていると言うことができる。

 

日本語能力試験に関する詳しい情報は、日本語能力試験公式ウェブサイトより入手可能である。

日本国内で受験する人のためのサイト

日本国外で受験する人のためのサイト

 

 

 

2020年5月18日 月曜日

文責: 浅野涼子

 

 

 



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