「東京ジャーミイがイスラムを教えてくれた」 毎月10人がムスリムに

トルコ共和国が再建したイスラムの礼拝堂「東京ジャーミイ」。観光スポットランキングの上位に常にランクインする東京ジャーミイには、イスラムの信者(ムスリム)のみならず、毎日数多くの日本の国民が足を運ぶ。東京ジャーミイがきっかけでイスラムの信仰の道に入る人も多いと言う。そこで、TRTのニュースチャンネル「テーレーテー・ハベル(TRT HABER)」の取材班が、東京ジャーミイがつなぐ、イスラムと日本の国民との絆を追った。

「東京ジャーミイがイスラムを教えてくれた」 毎月10人がムスリムに

 

 

 

日本(にほん)の首都東京都渋谷区(とうきょうと しぶやく)にあり、トルコ共和国が再建した東京ジャーミイは、2000年6月30日に再び扉を開いてから19年間、イスラムの信者(ムスリム)たちの礼拝の場、心のよりどころとなっている。

 

東京ジャーミイの前身は、「東京回教礼拝堂」(通称:東京モスク、代々木モスク)だった。東京回教礼拝堂は、ロシア革命後の弾圧から逃れて日本に渡ったカザン州の人々の手により、東京都渋谷区に建てられ、1938年に開堂した。老朽化により1984年に閉鎖、1986年に解体された。

 

その後、モスクの再建を委託されたトルコ政府が中心となって「東京ジャーミイ建設基金」を設立して建設に取り組み、2000年6月30日に東京ジャーミイとして生まれ変わった。現在、東京ジャーミイ・トルコ文化センターとして、モスクでの宗教活動のほか、イスラムやトルコの文化を伝えるよりどころとして多くの人に親しまれている。

 

 

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テーレーテー・ハベルの取材班が東京ジャーミイから入手した情報によると、東京ジャーミイには、毎日平均250人が訪れる。

東京ジャーミイは、観光スポットランキングの上位に常にランクインすることから、日本の国民の関心も高く、イスラムの信者(ムスリム)のみならず、毎日数多くの日本の国民が足を運ぶ。

東京ジャーミイを訪れたのがきっかけで、イスラムの教えに触れ、感銘を受けて、イスラムの信仰の道に入る人も多いと言う。

 

テーレーテー・ハベルの取材班が東京ジャーミイを訪れた日にも、1人の日本の国民のイスラム入信の儀式が行われた。

 

東京ジャーミイの説明によると、イスラムの信仰の道に入ることを決めた人は、2人以上のイスラムの信者の前で「シャハーダ」と呼ばれる信仰の告白をすると、イスラムの信者(ムスリム)になることができる。

 

この日、イスラム入信の儀式を行いイスラムの信者(ムスリム)の仲間入りをしたのは、34歳のエガワ・ヨシアキさん。

エガワさんは、東京ジャーミイでイスラムに出会った。東京ジャーミイに足を踏み入れたのがきっかけで、目の前に大きなイスラムの世界が開かれたエガワさんは、その教えに惹きつけられ、イスラムの信仰の道に入ることを決めた。名前も「ユスフ」に変えた。

 

 

 

 

東京ジャーミイの代表でイマーム(指導者)のムハンメッド・ラシット・アラスさんは、「東京ジャーミイを訪れた人には、日本語で書かれたイスラムに関する本をあげている。これに感銘を受ける人、本を読んでくれる人、東京ジャーミイの活動を通じて、イスラムの魅力に惹かれる人たちがいる」と話す。

 

テーレーテー・ハベルの取材班が東京ジャーミイから入手した情報によると、毎月10人ほどの日本の国民が東京ジャーミイでイスラム入信の儀式を行い信者になる。

 

 

 

2019年11月7日 木曜日

文責: 浅野涼子 (ryoko.asano@trt.net.tr)

 

 

 

 



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