「平成」から「令和」へ 新元号発表に日本中が狂喜乱舞

2019年4月1日、日本は、202年ぶりとなる歴史的な天皇の生前退位の翌日から始まる日本独自の新しい時代の名前「元号(げんごう)」の発表に湧き、狂喜乱舞した。

「平成」から「令和」へ 新元号発表に日本中が狂喜乱舞

 

 

 

日本で「平成(へいせい)」と呼ばれている時代が幕を閉じるまで残すところあと1か月となった今日、5月1日から始まる日本独自の新しい時代の名前が発表された。

 

 

日本独自の新しい時代の名前は「元号(げんごう)」と呼ばれている。

 

日本の元号の歴史は、645年につけられた日本初の元号「大化(たいか)」に始まり、これまでに247の元号がつけられた。1人の天皇の在位期間中に元号が1回または複数回変えられた時代もあったが、1868年1月25日から1912年7月30日までの元号「明治(めいじ)」以降は、1人の天皇の在位期間中は1つの元号がつけられることになっている。

 

 

日本では、皇室について定められた「皇室典範(こうしつてんぱん)」と呼ばれる法律の第4条の「天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する」という条文は生前退位を認めない内容であると解釈されており、天皇は終身制となっている。しかし、今上天皇(第125代)のたっての願いにより、日本政府は特例として今上天皇(第125代)の生前退位を認める法律を作成した。これにより、2019年4月30日に今上天皇(第125代)が退位し、皇太子徳仁親王(なるひとしんのう)が即位することになった。

 

日本の安倍晋三(あべ しんぞう)首相は、2019年1月4日に行った年のはじめの記者会見で、5月1日に始まる新しい元号について、「国民生活への影響を最小限に抑える観点から、先立って4月1日に発表する」と発言した。3月29日には、日本政府より、新しい元号は、日本時間の4月1日11時30分頃(トルコ時間の4月1日5時30分頃)に首相官邸のツイッター(Twitter)とユーチューブ(YouTube)、インスタグラムのアカウントから行われるライブ中継で発表されることが告知された。

 

 

日本時間の4月1日9時30分(トルコ時間の4月1日3時30分)に始まった「元号に関する懇談会」と全閣僚会議で協議された後、臨時閣議で新しい元号が正式に決定した。

 

日本政府の菅義偉(すが よしひで)官房長官が、予定より10分遅れの日本時間の11時40分(トルコ時間の5時40分)頃に記者会見場に姿を現し、5月1日に始まる248番目となる新しい元号を発表した。

 

菅官房長官は、「新しい元号は『令和(れいわ)』である」と述べ、「令和」と毛筆書きされた額を記者団に披露した。

 

 

 

 

 

 

菅官房長官に続いて記者会見を行った安倍晋三(あべ しんぞう)首相は、「令和には人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている」と語り、日本の国民に対し、新しい元号への理解と協力を呼びかけた。

 

 

新しい元号が発表された後、日本政府は国交のある195か国にファックスで新しい元号を知らせた。

 

 

新しい元号「令和」は日本の多くの国民に大歓迎された。新しい元号の発表に狂喜乱舞した日本では、国民たちが駅前などで配られた号外を我先にと奪い合うなどの混乱も見られた。

 

 

天皇が退位する前に新しい元号が発表されたのは、日本の憲政史上初めてとのことである。

 

 

 

 

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5月1日から始まる新しい時代「令和」の漢字2文字は、7世紀後半から8世紀後半にかけて編纂された、日本最古の歌集である『万葉集』の「梅花(うめのはな)の歌三十二首」の序文にある「初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして、気(き)淑(よ)く風(かぜ)(やわら)ぎ、梅(うめ)は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」から取られたことが明らかにされている。日本政府によると、元号に使用される漢字が日本の文献から採用されたのは初めてである。誰が考案したかについては、考案者の希望により公表されていない。

 

元号に使用される漢字の数に特に決まりはないが、元号は漢字2文字から構成されることが伝統となっている。これまでにつけられた247の元号は、8世紀につけられた漢字4文字から成る5つの元号を除いて、すべて漢字2文字となっており、5月1日からの「令和」もその伝統に従う形となった。

元号に「令」という漢字が使われるのは初めて、「和」は20回目だと言う。

 

日本政府によると、「令和」の英語のアルファベットによる表記は「Reiwa」である。

 

 

 

2019年4月1日月曜日

文責: 浅野涼子 (ryoko.asano@trt.net.tr)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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