【日本】 オウム真理教裁判、約23年の月日を経てすべて終結

1995年3月20日、日本中を震撼させた「地下鉄サリン事件」と呼ばれるサリン攻撃など、日本の宗教団体オウム真理教がしたとされる5つの事件に関与したとして殺人罪などの罪に問われていた元信者の上告が棄却され、オウム真理教をめぐる一連の裁判がすべて終結した。1月19日、日本のメディアが一斉に報じた。

892107
【日本】 オウム真理教裁判、約23年の月日を経てすべて終結

 

 

 

日本の最高裁判所第2小法廷は、1月18日付で、元信者である高橋克也(たかはし かつや)の上告を棄却する決定を出した。高橋克也は、1審と2審で無期懲役の判決が出され、上告していた。これにより高橋克也の無期懲役が確定した。

さらに、これはオウム真理教関連の最後の刑事裁判であったことから、高橋克也の上告が棄却されたことにより、オウム真理教をめぐる一連の裁判がすべて終結することとなった。

「麻原彰晃(あさはら しょうこう)」と呼ばれる元教祖の松本智津夫(まつもと ちづお)が1995年5月に逮捕されてからすべての裁判が終結するまで、約23年の月日がかかった。

 

日本で「地下鉄サリン事件」と呼ばれるサリン攻撃事件は、日本時間の1995年3月20日8時(トルコ時間の2時)ごろ、東京の地下鉄日比谷線2本、丸ノ内線2本、千代田線1本、合わせて5本の地下鉄の中で発生し、日本中を震撼させた。地下鉄の中でオウム真理教の幹部らが化学兵器として使用される神経ガス「サリン」をまいたことにより、13人が死亡、6000人以上が負傷した。

 

オウム真理教をめぐる一連の事件では、オウム真理教の幹部や信者など192人が起訴された。

また、一連の裁判では松本智津夫など13人の死刑判決が確定しており、日本当局の今後の動きが注目される。

 

「オウム真理教」という名前はもはや存在しないが、後継団体とされる「アレフ」などが、オウム真理教を引き継ぐかたちで現在も活動を続けている。

 

 

(2018年1月19日 文責: 浅野涼子)

 

 

 



注目ニュース